動画配信はすごく便利ですね。
映画少年だった私にとっては、もう夢のような世界です。
もちろん、映画だけじゃなく、ドラマやTV番組・アニメ・ミュージック系統などなど含めての話です。今の鬼滅の刃の大ヒットも「動画配信があったから」でしょう。
あれだけの凄い作品なので、必ずヒットしたのは間違いないですが、たとえば過去(ファースト)『ガンダム』でさえ、放映時リアルタイムでは一部の(私含めた)マニアファンしか絶賛しておらず、制作予定の話が削られて、一気に最終話につなげた・・
という事実があります。
鬼滅の刃も、深夜時間帯だったので、リアルタイム放映時代であれば、再放送を何回か繰り返し人気が上がっていくことになっていたかもしれません。
そういう時間がかかるということよりも、ファンとして絶対に避けたいのが、ガンダムのような「ストーリーカット」です。
『描くべきストーリー』がカットされる方が、ファンからするとすごく悔しく悲しいので、今更ながら動画配信の有り難みを身に染みて感じているこのごろです。
ということもあり、気がつけば一時はほとんどの配信サービスに加入していました。
そしてこのままでは収拾がつかなくなるので、棚卸しを行い、何とか5社にまでは絞っている最中です。
何故そうなったか?というと、各社「配信しているものとしてないもの」が微妙に分かれていて、どうしても観たいものがあると一時的にでも加入せざるを得なかったからです。
それでも、いまだに配信されていない映画・ドラマ・アニメもあり「何で!?」という思いから『動画配信されてない『一度は観るべき!』映画・ドラマ・アニメについて』と題しまして、記事を書いてみました。
なかにはDVDすら発売されてないものもありますが、再放送など機会があれば是非ご覧いただきたいものも含め、紹介していきたいと思います。
Contents
動画配信されてないお勧め『映画編』
権利の関係もあるかとは思いますが、たとえば「ジブリ」作品や「伊丹十三監督」の作品は配信されてません。
実はジブリに関してはNetflixにて、世界約190カ国で配信されてます。
当然の如くNetflixにも加入していた私は小躍りして喜んだのも束の間・・・
なんと『日本・米国・カナダ』は除外・・でした。何で!
ただその後ジブリでは「この画像は(常識の範囲で)自由に使っていいよ。」と大人な対応をされているのでいまだに大好きですけどね。
ということで、早速お勧め映画編から行きたいと思います。
※DVD等で取り扱いされているものはその情報も合わせ掲載しております。
チキ・チキ・バン・バン
現在製造はされてないようですが、まだ在庫のあるとこでは販売してます。
ジャンル | ミュージカル |
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お勧め対象 | お子様含めた家族・ミュージカル好き |
見どころ | 敵の男爵の前で披露する二人の人形に扮した歌と踊り |
販売媒体 | DVD・ブルーレイ |
制作(放映)年 | 1968年 |
映画そのものは知らなくても、「主題歌」は耳にしたことがあるはずです。
本当は「敵の男爵の吹き替え」が、『滝口順平さん』バージョン(TV放映バージョン)が非常に秀逸で面白いのですが、残念ながらそれは発売されてないようです。
もちろん販売用で収録されている、大塚 周夫さんバージョンもかなりいいのでそちらで楽しんでいただけたらと思います。
(簡単)ストーリー
発明家のシングルファザー(名優 ディック・ヴァン・ダイク!)と二人の子供達と、名だたるレースで優勝して来た元名車が主人公のストーリーです。
数々のレースで優勝して来た名車が事故を起こし、廃車されスクラップにされることになりました。
その車で遊ぶことが大好きだった兄妹は、そのことを知って大慌て、なんとか車を助けたい!と、途中(自分達をひきそうになった)お嬢さんが運転する車で自宅へ向かいます。
そして発明家のお父さんに懇願しますが・・・
貧乏発明家のお父さんには、お金がありません。
そこで、「偶然」発明された『笛になる飴』をお菓子製造の大企業へ売り込みに行き、契約寸前で大騒動。
子供たちは責任を感じて、自分たちの大切な宝物を売ってもいいとお父さんにいいますが、「君たちの大切なものを売るわけにはいかない」と優しくなだめて、発明品を持ってお祭りをしている会場に行き、そこでも大騒動の末、なんとかお金を手にすることができました。
そして、スクラップ前の車を買取り、発明家の腕によりをかけて車をリペアします。
ピカピカになった車を見た子供達は大喜び!
早速ピクニックに出かけると、エンジン音が「チキチキ」(原音では「チリチリ」)と音をたて、バックファイアが「バン!バン!」と鳴るので「チキチキバンバン」と車を名付けました。
海岸にピクニックへいく途中で、例のお嬢さんに合い、一緒にピクニックへ行くことに。
子供達と楽しい時間を共有するうちに、二人は互いに強く惹かれるものを感じ・・とこのままラブストーリーにならないところが、楽しく・家族向けたる由縁です。
このチキチキバンバンが海を走り・空まで飛ぶことを知った敵の男爵が、なんとしても「チキチキバンバン」を奪い取ろうとちょっかいを出して来ます。
見どころとしても上げてますが、敵の城に、ピエロとオルゴール人形に扮した二人が、歌と(人形)ダンスを魅せるところは是非観て欲しいです。
特にディック・ヴァン・ダイクの「糸に吊られている演技」が本当に凄くて、当時かなり話題になっていたことを覚えてます。
お子さんが小さいうちに一度は観せて欲しい名作です。
アメリカン・グラフィティ
監督は、あのジョージ・ルーカス!
古き良き青春を当時のオールディーズと共に聴かせ・魅せてくれるくれる映画です。
ジャンル | 青春ストーリー |
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お勧め対象 | オールディーズ好き・青春映画好き・青春ドンピシャ世代に |
見どころ | 当時絶大な人気のあった「ウルフマン・ジャック」が本人役で登場 |
販売媒体 | DVD・ブルーレイ |
制作(放映)年 | 1973年 |
(簡単)ストーリー
監督のジョージルーカス自身の青春時代、1960年頃のカリフォルニアを舞台に制作されてます。
どこも変わりませんが、特にアメリカでは、高校生最後の一夜を「パーティで祝い」大騒ぎをします。翌日からは各自それぞれの道へ進み、まさに『一期一会』でこの後は一生、会うこともないかもしれないことを知っているから尚更です。
その『最後の一夜』をグラフィティとして、オールディーズと共に、次々と各自のストーリーが展開され描かれていきます!
TV吹き替え版では、田舎から出て来たウェイトレスが、すごい東北ナマリで吹き替えられていました。
それはそれでいい味があったのですが、今は数々の問題もあるのか当然収録されてません。
そのまま封印されているようです。
とはいえ、今の吹き替え版も、原音でもどちらも素晴らしく、現在青春ど真ん中!という世代にこそ観て欲しい映画です。
スーパーマン(クリストファー・リーヴ編)
やはり「クリストファー・リーヴ」のスーパーマンは秀逸です。
落馬事故を起こし、脊髄損傷による半身麻痺になってからも、懸命にリハビリを繰り返し、「麻痺資源センター」まで設立して、麻痺に苦しむ人たちの支援をおこなってましたが、52歳という若さで死亡してしまったこともあって本当に惜しまれます。
ジャンル | 超人もの |
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お勧め対象 | 超人好き・完全懲悪が好き!・スカッとしたい人 |
見どころ | スーパーマンIII「電子の要塞」でのクラークとスーパーマンの決闘 |
販売媒体 | DVD・ブルーレイ |
制作(放映)年 | 1978年〜1987年 |
ストーリーに関しては、スーパーマンなので色々書くより、観てもらった方が単純に楽しめます。とは言え、正直Ⅳは微妙です・・
しかし、Ⅰ〜Ⅲは素直に楽しめます。
特に『スーパーマンII 冒険篇』で初登場するゾッド将軍(その後の作品でも結構でてますよね。)とスーパーマンの決闘。
しかも、スーパーマンが超人であることを悩み、なんと人間になることを選択したので、さてどうなる?というところと、最後に「スカッと」するエピソードも描かれているところもお勧めです。
そして見どころにも記載した、Ⅲのクラーク対スーパーマンの決闘!
これは、スーパーマン唯一の弱点で命さえ奪うクリプトナイトを、人工的に作ったために命を奪うとこまで効果を発揮せず、スーパーマンに悪の心を植え付けるという影響を与えたからです。
※クリプトナイトの成分分析をしても、最後の成分が解らなかったので、適当にタールで穴埋めして作る。
悪の心を持つスーパーマンと、正義の心の塊のクラークが分離して、スーパーマンとガチ決闘をするという話が盛り込まれてます。
「なんで、クラークがスーパーマンと対等に戦えるんだ!」という意見が公開当時にあったので、観る前に補足しておくと、クラークケントがスーパーマンになるのは、変身ではなく変装を解くだけだからです。つまりクラークのままでもスーパーマンなわけですね。
今の世の中こそ、スーパーマンを観て欲しいです。
気軽に観られるように、配信を!
バロン
日本では『ほらふき男爵の冒険』として知られている実在の人物『ミュンヒハウゼン男爵』の冒険談を映像化した作品です。
ジャンル | ちょっとシュールなファンタジー |
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お勧め対象 | 冒険ファンタジーが好きな方(小さいお子さんだとシュールなので早いかな) |
見どころ | 月の王を、名優ロビン・ウィルアムズが演じてます。 |
販売媒体 | DVD・ブルーレイ |
制作(放映)年 | 1988年 |
(簡単)ストーリー
時代は18世紀後半、当時最強の軍団と言われた、トルコ軍の攻撃を受けていたドイツの物語。
攻撃が繰り返される街の中で、『ミュンヒハウゼン男爵の冒険』を公演中に、本人を名乗る老人が当然現れ、「この偽物!」と特徴的な尖った長い鼻を剣で切り落とすわ、召使い役の俳優を、本人等と間違えるわで大混乱。
その後、戦争に至った真実の話を聞かせてやろう!と本物を名乗る男爵が語り始めていると敵の砲撃が始まります。
その後やられっぱなしの兵隊に、「反撃せんか!」と激を入れつつ、自ら大砲の弾を詰めようとすると暴発。
そのまま大砲の弾と一緒に敵軍へ!
そして、目の前にはトルコ軍から発射された弾が。
ヒョイとその弾に乗り換え、帰ってくるという離れ業を目撃した劇団長の娘は、「本物のバロン伯爵!」と大喜び。
周りはそれを信じないが、ご婦人方は「本物のバロン伯爵!助けて!」と懇願すると、ご婦人方の頼みに弱い伯爵は、自ら軍を鎮めるために冒険へ旅立つことへ。
ところが、そこへこっそりと劇団員の娘も乗り込んでいて、一緒に冒険の旅にでることになって、さてどうなることやら。
同じジャンルとして「ネバーエンディングストーリー」もありますが、これは現在配信しているところもありますので、対象としてません。
しかし、観てないお子さんがいるなら、子供時代に是非観せてあげるべき作品です。
※2も作られましたが、微妙です。
バロンは、少し大人な表現もあるので、まず大人が観てから判断してください。
許容できるなら、ストーリー展開も面白く、観ておくべき作品であるには違いないです。
リベリオン
映画公開時は大ゴケしました。
しかし一度観てもらえば、どれだけ凄い映画なのかがわかります。
主演は、バッドマン・ビギンズで注目を浴びた『クリスチャン・ベール』です。
もともと凄い作品なので、その後口コミで広がり、知る人ぞ知る作品となりました。
ジャンル | アクション |
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お勧め対象 | アクション好き・マトリックス好き |
見どころ | なんと言っても『ガン・カタ』のスゴさ |
販売媒体 | DVD・ブルーレイ |
制作(放映)年 | 2003年 |
(簡単)ストーリー
第三次世界大戦後の世界
戦争という過ちを繰り返さないために『感情を抑制』することを強制し、プロジアムという感情抑制剤を定期的に自ら投与(注射)している世界では、感情を揺さぶる芸術・文化は諸悪の根元!と美術・音楽観賞、小説や詩を読むことすら禁じられてます。
しかし、芸術を求める人間達も残っていて、政府の抵抗軍として戦ってます。
その抵抗軍(感情違反者と呼ばれてます)を、殲滅する目的でつくられた『特殊捜査官』はクラリックと呼ばれ、たとえ銃撃を受けても、最小限の動きで弾を避け、瞬時に的確な反撃をする『ガン・カタ』という特殊戦闘術を極めているため、人々に恐れられていました。
そのクラリックの中でも、軍を抜いて強い第1級クラリックがクリスチャン・ベール演じるジョン・プレストンという主人公です。
そのジョン・プレストンが、定期的に打つべきプロジアムの入った瓶を、不注意から割ってしまい・・・(この「不注意」というのも、深層心理的には説明がつく素晴らしいストーリーです)
徐々に感情を取り戻す過程で、なんと自分の奥さんが感情違反者だったので、処刑(火炙り・・・)になっているのに、無表情で見ている自分を思い出し、ある決断を!
というとこから、急展開でストーリーが進んでいきます。
『ガン・カタ』アクションは一見の価値あり!!です。
精鋭部隊出身とか、ストリーの背景や(全然違う!という人もいるでしょうが)、詩を朗読するところ、室内に差し込む光の描き方などなど『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII』と、なんか重なって見えて余計に感情移入しました。
アクション好きな方は、当然ですが、ガンマニアの方にもお勧めです。
伊丹十三 監督作品(1984年からの作品)
伊丹十三作品はどれも素晴らしいですが、絞るなら『マルサの女』『スーパーの女』の2作品は最低限の必見作です。
ジャンル | 社会ストーリー |
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お勧め対象 | 販売業の方(スーパーの女)・正義感の強い方(マルサの女) |
見どころ | 徹底的に取材したと思われる深い知見が随所に描かれているところ |
販売媒体 | DVD・ブルーレイ |
制作(放映)年 | 1984年〜1997年 |
(簡単)ストーリー
伊丹作品は、どれもが社会を鋭くエグる様に描かれているように感じます。
元々、監督自身が熟知している世界や、業界に切り込むというわけでもなく、綿密で徹底した取材と調査に基づいて得たデータを、自分なりに咀嚼して、作品に仕上げているのではと思います。
たとえば、『スーパーの女』では、モチベーションも下がりダメ店舗の典型を、地域顧客に支持される優良店へ生まれ変わらせるという、言ってしまうとよくあるストーリーですが、中身が全然違います。
一例では、まったく事前も事後も説明のない「金太郎飴陳列」について、本当に一瞬だけ描かれているとかです。
駄目スーパーでは、商品の陳列もばらばら、商品が裏返ったままですが、最後のほうの場面で、スーパーが生まれ変わり、モチベーションの上がった店員が、(本当に一瞬)ちょこっと商品に触り、「ちゃんと正面に向ける」場面が一瞬だけ描かれてます。
当然それに対する説明も何もなく、そのままストーリーは進んでいきます。
正直この場面を観たときに鳥肌が立ちました。
実際、(スーパーではないですが、ある分野の全国販売網に所属していたことがあるので)ベテラン・若手のマネージャー(スーパーバイザー)や店長に、この映画を観て気づいたことをあげてもらったことがあります。
しかし、「その場面については」まったく誰も気づかなかったからです。
※当然ながら、そういうマネージャー・店長の管理している店舗へ行くと、店頭陳列はばらばら、店内配置もひどい状態だったので気づくはずもないですが・・
こういうことを、業界素人である伊丹監督が表現できる(気付ける)、またそれを何のアピールも説明もなく、さりげなく映像にぶっ込んでいる・・という点に鳥肌でした。
もちろんこの作品だけでなく、マルサもミンボーもマルタイも、業界経験や知識がない人間でも、凄いな!!というくらい切り込んで映像化されてますので、そういう切り口の映画好きなら是非観てください。
もっともっと作品を観たかったです。
惜しい人を亡くしました・・
ジブリ作品
言わずと知れた「ジブリ作品」です。
1984年の「風の谷のナウシカ」で世間を驚愕させ、その後ラピュタやトトロなど、今でも人々に感動を与え続けている名作を世に出してます。
あまりにたくさんなので、絞りきれませんが、逆に言えばわざわざここで私があれこれ言ったり、記事を書くよりもともと知っている皆さんが多いですよね。
ナウシカは当然必須!として、ラピュタ・トトロ・ぽんぽこ・もののけ・魔女の宅急便など多数の絶対に観ておくべき作品が目白押し!です。
その他ふくめても、『今配信されてない観るべき(名作)』となると、ここにジブリは入れておかねばなりません。
そこでここでは(現在許可されている)、画像の一部だけでも貼らせていただきます。
一部分の静止画でこの迫力!さすがですね。
アンパンマンと同じく、トトロだけでも、お子さんが小さいうちには、絶対に観せてあげて欲しいです。
抜群の情操教育だと思います。
この後は、動画配信されてない「アニメ(番組)」と「ドラマ」を一挙に紹介していきます。
※DVD化もされてなく、コミックもないものに関しては、画像も使えないので地味になりますが、名作揃いなので紹介します。
動画配信されてないお勧め『アニメ・ドラマ編』
伊賀のカバ丸
アニメ版は、本当に面白く、声優の方々とのマッチングも素晴らしい作品なのに何故か『DVD』すら販売されておらず、再放送もありません・・・
※過去『VHS』は販売があった様です。
ひょっとすると、「きんぎょく」学園という名称が?と頭を過ぎりましたが、ゲゲゲの鬼太郎では、もっと露骨で過激な名前が出てくるので、理由は不明です。
因みに実写版もありますが(かなり若き日の真田広之さんも出演してます)、正直無理があります。
※演技がどうのこうのではなくて、実写では表現不可能な表情や動作があるからです。
ジャンル | 忍者『ギャグ』マンガ |
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お勧め対象 | ギャグ漫画好き 学園ドラマ好き |
見どころ | 裏番の沈寝とカバ丸の掛け合い 冷静な沈寝の豹変ぶり |
販売媒体 | 残念ながらなし |
制作(放映)年 | 1983年10月〜1984年3月 |
豪華声優のオンパレード
主人公:カバ丸
バイキンマン フリーザで有名な『中尾隆聖さん』(確かデビュー作だったはずです)
裏番:目白沈寝
あの『神谷明さん』沈寝のキャラが神谷さんの声にぴったり!
スー婆さん:松野好
『野沢雅子さん』本当に凄い声優さんです。これまたスー婆さんにぴったりの声
その他、田中秀幸さん 麻上洋子さん 千葉繁さん 石丸譲二郎さん(途中下車の旅) 石丸博也さん(ジャッキーチェン) 戸田恵子さん 冨永みーなさん 他多数の名声優さんが担当して、アニメに命を吹き込んでます。
面白いのは当然です。
宮本武蔵(十代目市川海老蔵版)※今の海老蔵のお父さん
非常にややこしいのが、親子共々「同じ名前で、同じ役」を演じてます。
※(おそらく今の海老蔵さんも将来「團十郎」になるはずです)
名作なのは、間違いなく十代目海老蔵さんが演じた宮本武蔵です。
現在ネットで探してもどこにも記録が残ってませんが、記憶として残っているのが、「海老蔵さんが演じる」ことが決まったとき、原作者の吉川英治の奥様が、彼なら間違いない!と太鼓判を押し、その後の放映も楽しみに観ておられたという談話です。
ジャンル | 歴史(戦国)ドラマ |
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お勧め対象 | 剣道をやっている 歴史もの好き 剣術好き |
見どころ | 配役の凄さ BGMの素晴らしさ |
販売媒体 | 残念ながらありません |
制作(放映)年 | 1975年10月〜1976年3月 関西TV制作 |
豪華俳優が目白押し
この作品の素晴らしいのは、武蔵役の(当時)海老蔵さんだけでなく、周りの俳優の方々も名優揃いだという点です。
親友又八:目黒祐樹さん
駄目っぷりの演技が素晴らしく、心から憎たらしく見えてきます。
佐々木小次郎:浜畑賢吉さん
これまた憎たらしくキザな役を演じていて、仮面ライダーとは全然違う演技を魅せてもらえました。
沢庵和尚:田村高廣さん
田村兄弟の長兄だけあり、渋い・深い演技です。
その他、吉行和子さん 大友柳太朗さん 長門勇さん 小池朝雄さん 松坂慶子さん 藤岡重慶さん などそうそうたる顔ぶれで固めてます。
またバックに流れる『重く・重厚』なBGMも映像にマッチしていてどんどん引き込まれます。
武蔵がまだ「たけぞう」時代の、傍若無人な振る舞い・仕草・目つきが、姫路城に幽閉され、書物を読み漁り・学識を身につけて出てきた時の『ギャップ』!
それこそ目つきや雰囲気、周りの空気感まで変わります。
そういう、十代目海老蔵さんの演技がみられる素晴らしいドラマです。
ケーブルTVの『時代劇チャンネル』で、映像をリマスターして放映していましたので、機会があれば是非観てください。
電車男(TVドラマ)
当時の世の中では、マニアのものであったネット掲示板「2チャンネル」全盛時代の話です。
巨大掲示板2チャンネルに投稿された記事からどんどん発展していき、社会現象にまでなったストーリーで、このドラマをきっかけに「2チャンネル語」が世の中に広まり、今のSNSブームの下地をつくったと言ってもいいのではないでしょうか?
いまだに真実か創作かと議論されてますが、それは置いといて、純粋にTVドラマ版として、分けて考え観ればいいとと思います。(配信して欲しい!)
ジャンル | オタク恋愛ストーリー |
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お勧め対象 | ネット掲示板の雰囲気を味わいたい人は是非 |
見どころ | 主人公を支えるオタク仲間達の熱い友情・繋がり! |
販売媒体 | DVD |
制作(放映)年 | 2005年 |
(簡単)ストーリー
主人公(チビノリダー役だった「伊藤淳史さん」)が、電車に乗っていると、酔っ払いに絡まれている美女(伊東 美咲さん)を目撃
何とか勇気を振り絞り止めに入るも全然勝てず、サラリーマンに助けてもらう始末
※このサラリーマンは、映画電車男で主人公を演じていた「山田孝之さん」(にくい演出)
ことの顛末を、秋葉系オタクだった主人公はネット掲示板に投稿
それを読んで、沸き立ち・賑わう掲示板住民達
後日、なんとその美女から御礼の品物が贈られ、中身は「エルメスのティーカップ!」
これをまた掲示板に書き込むと、主人公は『電車男』、美女は『エルメス』と名付けられ大盛り上がりに
年齢イコール彼女いない歴だった電車男は、誘い方もデートの仕方もわかりません。
そこで、掲示板住民に助けを求め、住民からも様々なアドバイスが飛び交うことに
彼女とつきあうことになると同時に、『電車男』も世間で有名になっていき、このまま行くとバレる・・という展開も加えつつ、二人の恋の結末は!?
というストーリーです。
オープニングのアニメも評判になり、主題曲に関しては、いまだに色々な場面で使われてます。
娯楽作品としても、ちょっと変則的ですが『恋愛もの』としてもお勧めです。
華麗なる一族(キムタク出演版)
キムタクが長男鉄平を演じてます。
ご存知「山崎豊子さん」原作の小説をドラマ化したもので、これまでも映画・ドラマ化されてましたが、このドラマは、キムタクの演じている鉄平にスポットがあてられて、中心として作り替えられてます。
ジャンル | ドロドロ愛憎劇 |
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お勧め対象 | 憎悪劇が好きならば |
見どころ | 子供を憎み、それを目で表現する北大路欣也さんの演技 |
販売媒体 | 残念ながらDVDもなく、配信もされてません |
制作(放映)年 | 2007年 |
(簡単)ストーリー
関西の大財閥の一族である、万俵家の愛憎劇
万俵家の家長である万俵大介(北大路欣也さん)は、長男である鉄平を心の底では憎んでました。
それは、鉄兵が自分の子供ではなく、自分の父親の子供ではないか?と疑っていたからです。
ドラマが進行するにつれ、ところどころに自分ではなく、本来は祖父であるはずの自分の父に似てくる場面に遭遇し、ますます憎い気持ちが湧き上がってくる。
しかも血液型が産まれるはずのないB型・・・
(当時実際に血液型判定の精度が甘かったという時代です)のちに血液型判定はミスで、本当は自分と同じA型と判明
しかしそれを知った場面とは・・
物語が進行してくるにつれ、親子でありながら敵の様に扱い、鉄平の会社を倒産にまで追い込みます。
そして、唯一の本当の自分の子だと思っている次男を寵愛
鉄兵も父に毛嫌いされていることに気づいていて、倒産にまで追い込まれたうえに、トドメに「お前は爺さんの子だ」と知らされ絶望し・・
というストーリー展開です。
このドラマも各自演技の素晴らしさだけでなく、BGMも場面・内容にすごくあってます。
※BGMだけは、いまだに色々なところで使われてます。
このドラマに限らず、何故かジャニーズ所属タレントが演じると、DVD化どころか、再放送すらされないことが多くて困ります。
そこは切り離してもっと多数の人々に観てもらうべきかと思いますが、もし再放送の機会があれば是非観てほしいドラマです。
どうだったでしょうか?
『動画配信されてない『一度は観るべき!』映画・ドラマ・アニメについて』と題して、残念ながら現在配信されてなく、これからも配信される可能性がかなり低いものを中心に集め紹介してみました。
取り上げたい作品は、もっと多数ありますが、キリがないのでこの辺りでやめておきます。
最後に一つだけ『マイケルジャクソン』のキャプテンEOもディズニーで配信してもらえないですかね・・あれも超名作!です。
アメリカでは、DVDがあるのですが、日本では未発売なので残念です・・
名作はいつ観てもいいですね!永久に不滅です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。