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芥川賞・直木賞2019下半期の選考方法・そして選考場所はどこ?

 

この季節恒例、文学界のメインイベントである芥川賞・直木賞2019年下半期の結果が2020年1月15日夜、発表になりました!

選考会と発表が行われたのは、これまた恒例の東京・築地の料亭「新喜楽」です。ここは日本三大料亭のひとつとされています。

選ばれたのは、

■「芥川龍之介賞」(芥川賞)
古川真人氏の「背高泡立草」

■「直木三十五賞」(直木賞)
川越宗一氏の『熱源』

でした。

気になるのはそれぞれの選考方法選考場所。こちらを紹介していきましょう!

芥川賞(芥川龍之介賞)の選考方法は?

新人の純文学であること

芥川賞は、純文学作家の中で、新人やまだ無名の作家に与えられる賞です。新人作家の中で、非常に高い才能をもつ人を後押ししたり、まだ世間的に発掘されていない作家に光をあてるということを目的にしているので、選考基準でも「新人、無名であるかどうか」が大切になります。

短編・中編であること

これまでの受賞作を見ると、概ね原稿用紙で100枚から200枚くらいの作品が受賞しているそうです。わかりやすい比較で言うと、村上春樹の『ノルウェーの森』は原稿用紙で約900枚の長編小説です。

選考方法

芥川賞の選考会は、上半期が7月、下半期が翌年の1月に行われます。どちらも対象期間中(上半期:前年12月~5月)(下半期:6月~11月)雑誌(同人雑誌を含む)に発表された作品から、何度かの予備選考委員会を経て上記のような「最終候補作」が選ばれ、最後は築地の料亭「新喜楽」1階で開催される選考委員の討議によって受賞作(1作または2作)が決定されます。

 

直木賞(直木三十五賞)の選考方法は?

選ばれるのは新進・中堅作家の作品から

直木賞は、芥川賞と違い、すでに名の知られた新進・中堅作家が対象になり、エンターテインメント作品の「単行本」(長編小説または短編集)が対象となります。こちらは雑誌や同人雑誌などではなく、書籍として出版されていることが条件となります。

選考方法

直木賞の選考会は、芥川賞と同様、上半期が7月、下半期が翌年の1月に行われます。どちらも対象期間中(上半期:前年12月~5月)(下半期:6月~11月)に、刊行された書籍が対象で、何度かの予備選考委員会を経て上記のような「最終候補作」が選ばれ、最後は築地の料亭「新喜楽」2階で開催される選考委員の討議によって受賞作(1作または2作)が決定されます。

芥川賞・直木賞の最終選考場所は築地の料亭「新喜楽」!

芥川賞、直木賞とも、最終選考は東京・築地で日本三大料亭のひとつとされる「新喜楽」で行われます。

場所はここ。築地市場があった場所のすぐ近くですね。

これまでの通例では、2つの賞は同じ日に芥川賞は「新喜楽」1階、直木賞はその2階で、選考委員による討議が行われます。

1935年に創設された2つの賞ですが、最初はそれぞれ別の料亭で選考が行われていたそうですが、1955年からここで行われるようになり、1961年からはすべて「新喜楽」内で行われるようになって今に至っています。

老舗の料亭で風格もあり、一流のご贔屓筋の顧客が多かったので、情報が漏れにくいといったことから選ばれてきたようですが、単純に2賞の事務局を持つ文藝春秋が銀座にあって、すでに行きつけだったという理由もあるようですね。