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チバニアンのつづりと意味・由来は?ラテン語ってほんと?

 

地球の歴史を語るのに欠かせない「地質時代名」

よく「白亜紀」とか「ジュラ紀」などと恐竜の話題で出てくることがありますが、これが「地質時代名」。「白亜紀」と「ジュラ紀」は大分類で、そこからさらに細かく時代が分かれていて、地球が誕生したとされる46億年前から現代まで、ぜんぶで117の時代があるそうです。

そのうちのひとつが2020年1月17日「チバニアン」に決定しました!!

地質時代の名前に日本語がつくのは、初めての快挙!千葉県の皆さんはさぞうれしいでしょうね。おそらく人間が地球上からいなくなるまで、あるいは地球がなくなるまで、ずーーっと使われる名前になるんです。ロマンがありますよね。

「チバニアン」のつづり(綴り字)は、「Chibanian」です。

「千葉時代」という意味とされていますが、なぜ「ニアン」?何語?と疑問が沸きます。このあたりをご紹介していきたいと思います!

チバニアンの意味・由来は?ラテン語ってほんと?

「チバニアン Chibanian」「Chiba」に語尾の「nian」をつけた造語。

「Chiba」はもちろん「千葉」。この地質年代の特徴と他との違いを示す「証拠」となった地層が千葉県市原市で見つかったことから、このたび国際地質科学連合で承認されたのです。

その「Chiba」のあとにつけられた「nian」は、本来であれば「ian イアン」で、地質年代の名称に通例的につけられるもの。ラテン語で「時代」を表す、と説明しているメディアも多いですが、ラテン語を知る研究者などからは「ラテン語にianで終わる言葉はない」という指摘も見られます。

語源としてはラテン語の「時代」を表す語から、専門用語としての「ian イアン」が生まれ、「Chiba」を組み合わせたときに「Chibaian チバイアン」では読みづらいのであいだに「n」を入れて「Chibanian チバニアン」としたではないでしょうか。

このあたりは「チバニアン」の命名者の話を待たなければいけませんね。