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今井絵理子が起用された内閣府政務官って何するの?その仕事とは?

 

「SPEED」のボーカルで、2016年の参議院選挙で初当選して国会議員になった今井絵理子さんが、9月13日付で内閣府政務官への起用が決定しました。

まさしく「スピード」出世のサプライズ人事!

この「内閣府政務官」って何の仕事をする人だろう?という疑問をお持ちの方も多いと思いますので、速報でご紹介したいと思います。

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今井絵理子が起用された内閣府政務官って何?

内閣府政務官というのは、わかりやすくいえば内閣の中で、総理大臣のもと、ある決まった担当業務について補佐役となる役職です。

内閣府の統括機構は、内閣総理大臣をトップにした以下のような仕組みになっています。(ざっくりと理解するためのイメージです)

各省庁の大臣にはその仕事を助ける「政務官」が置かれますが、内閣府の政務官は、内閣府を担当する大臣政務官ということで内閣総理大臣や官房長官などを補佐する役割を果たします。

通常は国会議員の中から選ばれ、定員は3人。今回の人事で、今井絵理子氏(参院比例当選1回)と、神田憲次氏(衆院比例当選3回)、そして内閣府兼復興大臣政務官を兼ねた藤原崇氏(衆院比例当選3回)が充てられました。

副大臣が内閣府全体の事項を見ながら、事務方とのパイプ役となるのに対して、政務官はある特定事項について総理大臣や官房長官を補佐する役目ということになります。

また副大臣は大臣の代理を務めることがありますが、政務官にはその権限はありません。

今井絵理子政務官の担当は「防災」「原子力」など17分野!

今井絵理子さんは当初、女性活躍担当ならびにIT政策担当の政務官という噂がありましたが、実際には「防災」や「原子力」「宇宙開発」「男女共同参画」など17におよぶ分野の政務官を務めることとなりました。

具体的には、

【武田良太防災担当相】のもと
「防災」「中央防災会議」「死因究明等施策推進」「カジノ管理委員会に関する事務」の4分野

【竹本直一科学技術政策担当相】のもと
「科学技術・イノベーション」「総合科学技術・イノベーション会議」「日本学術会議」「遺棄化学兵器処理」「原子力委員会」「原子力発電施設等立地地域振興」「日本医療研究開発機構・医療情報基盤」「宇宙開発戦略推進」「宇宙開発戦略本部」「宇宙政策委員会」「知的財産戦略推進」「知的財産戦略本部」の12分野

【橋本聖子男女共同参画担当相】のもと
「男女共同参画」を担当

当初予想された分野よりもかなり広範囲な分野の政務官を務めるということで、「そんなにできるの?」との声も上がっていますが、おそらくいろんな分野の政治を見ておきなさい、ということなのでしょう。

舛添要一さんはこんな風にバッサリ!

内閣府政務官といえば、今回の組閣で環境大臣に任命された小泉進次郎氏が2013年に務めています。このときは衆院議員に2期目当選後のことでした。そもそも内閣府政務官は「若手の登竜門」といわれるそうですが、それにしても議員1期目の抜擢はかなりの早さといえるでしょう。

今井絵理子の政務官起用で世間の反応は?

議員1期目で政務官に抜擢ということで、さまざまな反応が上がっています。

おわりに

以上、『今井絵理子が起用された内閣府政務官って何するの?その仕事とは?』と題し、SPEEDのボーカルで2016年に参院比例で国会議員に当選した今井絵理子さんが就任する内閣府政務官について、その役割をご紹介しました。

内閣府といういわば省庁を束ねる司令塔で、女性活躍・IT担当の政務官になる、ということで、本来はかなりのスキルが要求される役職ですが、議員1期目の今井さんを選んだというのはかなりのサプライズ人事でした。

参院選挙のときは「議員になってから勉強します!」という今井さんでしたが、これからさらに勉強が必要になりそうな役職です。ぜひ日本のために頑張ってほしいですね。

最後までご覧いただきありがとうございました!