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米津玄師パプリカのアニメ作家は誰?実は世界でも評価される凄い人!

 

米津玄師さんが発表したセルフカバーバージョン『パプリカ』のPVが話題になっていますね。

公開から4日9時間で再生回数1000万回を記録して自身の最速1000万回達成記録を塗りかえました!

最近のCGやアニメとはちょっと雰囲気の違う、あたたかな物語を感じるアニメーションが心をひきつけますね。

このアニメーションを作っているのは誰なのか?探ってみると日本国内あるいは世界でも数々の賞を獲得、あるいはノミネートされ、高く評価されている作家さんとわかりました。

では、さっそくその経歴や他の作品についてご紹介していきましょう!

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米津玄師パプリカのアニメ作家は、加藤隆。

米津玄師さんの『パプリカ』のPV用アニメを制作したのは、アニメーション作家の加藤隆さんです。

アニメーション作家・加藤隆のプロフィール

名前:加藤隆(かとう・りゅう RYU KATO)
アニメーション作家・映像作家
出身地:徳島県
学歴:
2004年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業
2007年東京藝術大学大学院デザイン科修了

最近多く見られるアニメーション画法とは異なり、今回の『パプリカ』のPVのように、絵画やドローイングの技法を活かしたアニメーションの表現で、独特の世界観をつくっています。

人の手から生まれる表現の「躍動感」「偶然性」を重視しながら映像を制作している、とご本人は語っていますが、確かにこの温かく、しかも躍動感があって、幻想のような表現は人の心に届くチカラがあります。

加藤さんは2007年に東京藝術大学、いわゆる芸大の大学院を修了。この年「around」という作品で、ASK?映画祭の大賞を獲得していますが、この作品からすでにいまの作品性に通じる「躍動感」と見る人をとりこにするような世界観と芸術性をもっています。

『around』2007

アニメーション作家・加藤隆の経歴は?世界でも評価!

加藤隆さんは上の作品『around』で見たような、ドローイングから起こす芸術性の高いアニメーション映像作品を制作していて、日本や世界の映像作家コンペティションに参加。数々の賞を獲得、あるいはノミネートされています。

これまでの主な賞・ノミネート

( )内は作品名

2007年 吉祥寺アニメーション映画祭グランプリ(『THE CLOKWORK CITY』
2007年 ASK?映画祭2007大賞(『around』)
2008年 東京国際アニメフェア優秀作品賞(『THE CLOKWORK CITY』)
2008年 クレルモンフェラン国際映画祭ノミネート(『around』)
2008年 ザグレブ国際アニメーション映画祭ノミネート(
『around』)
2008年 アヌシー国際アニメーション映画祭学生部門ノミネート(『around』)
2008年 グラナダ国際映画祭エクスペリメンタル部門大賞(『around』)
2010年 文化庁メディア芸術祭アニメーション部門推薦作品(『午後の恐竜』)
2011年 SPACE SHOWER TV MUSIC VIDEO AWARDノミネート(『People In The Box』)