劇場版『鬼滅の刃』無限列車編 大ヒットしてますね。
これだけヒットすることは、原作やアニメを最初からストーリーに沿って観てきたファンの人々からすればわかっていたことでしょうが、いきなり映画を観ても魅了され、そこから原作やアニメに進むという方もいるみたいです。
でもできれば、物語の最初から、どういう経緯や背景があって、どうやって成長して行っているのかなども頭にいれてから観てもらえば感動が数倍増しになるかと思います。
その場合は、結果・結末がわかっているので、「先に」涙が出てくるのを抑えるのに苦労しますけどね・・
これだけ人々の心打つのは、鬼側にもそれぞれの背景・悲哀があったり、竈門炭治郎も主人公なのに、痛い・・とか勝てるのか?などの弱音を吐きながらも、俺はできる!頑張れ!と自分自身を鼓舞し、懸命に戦う姿
何といっても、禰豆子と炭治郎の深い兄妹愛・絆!!
アニメ版でも特に神回の19話!! 現時点で、間違いなくトップだと断言できる、名場面・名セリフ”俺と禰豆子の絆は、誰にも 引き裂けない!!”と共に流れる『竈門炭治郎のうた』・『作画/モーション』・『効果音』すべてがベストマッチ!していて、自然と涙がでるほどの名場面も含めて、各キャラクターと声優さんすべてが素晴らしく、それらがあるからでしょう。
その大ヒットに伴い、さらに話題になっているのが福岡太宰府にある竈門神社を含めた聖地です。
ということで
福岡を巡る機会に合わせて、神社編・ グルメ スポット ・ミュージアム スポットの3カテゴリーに分け記事を書きました。
そして、この神社編では聖地の中から、福岡の『宝満宮 竈門神社』に絞って、神社の紹介だけではなく、鬼滅の刃 炭治郎と竈門神社の関係性も考察してみました。
劇場版を見る前に(見てからでも)、一読していただけたら嬉しいです。
竈門神社は縁結びスポットで有名だけど・・
竈門神社は『縁結びスポット』として有名ですが、実際は、縁結びだけではなく、「方除け」「厄除」としてのパワー・スポットとしても有名です。
それは竈門神社が建立されているのが、太宰府天満宮からは鬼門(北東)に位置していることからも証明されてます。
※正確には『太宰府庁』からの鬼門の位置となりますが、根本は同じです。詳細は下記
それでは早速、何故鬼滅の刃の主人公竈門炭治郎の名前のルーツと言われているのか?について考察してみたいと思います。
Contents
竈門神社は炭治郎のルーツなのか?
有力な説は3つです。
- 上記、竈門神社の建立位置と歴史から。
- 修行をする「修験者」が着る装束が炭治郎と同じ市松模様だから。
- 作者の吾峠呼世晴先生が福岡の出身だから。
この1.2が合っていれば、3で確定だと言っていいと思います。
まずは見てすぐにわかる、2番の装束というのはこれです。
ばっちりですね!
次は建立位置と歴史からの考察です。
前述してますが、竈門神社が建立されているのは、太宰府天満宮の鬼門の位置にあたります。正確には、竈門神社の方が246年古い、つまり太宰府天満宮よりも早く、創建されていた。ということになります。
位置は、『太宰府庁』から鬼門方向ということですが、グーグルマップ で太宰府庁・太宰府天満宮・竈門神社、この『3つの位置関係』をみてください。
見事に!真っ直ぐ北東に結ばれてます! つまり艮(うしとら)鬼門です!!
鬼門とは字の如く、『鬼が出てくるところ』鬼の通り道です。
なので太宰府庁を護るために、鬼の通り道を塞ぐことを目的として、鬼門の位置である、『宝満山』に鬼封じの為に竈門神社が創建されたと伝承されてます。
宝満山は、『竈門山』と言われていたこともあり、そこに創建されたので竈門神社という名称になったようです。
もちろんこの鬼封じというワードで、かなり信憑性は高いのですが、核心部分は、その歴史にあると思ってます。
これについては正確な情報を伝えるために、少し長いですが『竈門神社のHPから引用』させていただきたいと思います。
宝満山が大宰府政庁の鬼門封じとして様々な国家的祭祀が営まれてきたことにより、最澄や空海をはじめ、遣隋使や遣唐使として大陸へ渡る人々は渡航前にこの山に登拝し、航海の安全と自身が担う国家的事業(入唐求法)の成功を祈願しました。それ以後、高僧の往来も盛んになり、平安時代末から鎌倉時代には周辺に三七〇もの坊舎が存在したと伝えられています。中世以降、宝満山での信仰は蒙古襲来を契機として修験道と結びつき、神仏習合の色合いを強めていきます。修験道とは、日本古来の自然崇拝信仰に、神道、仏教ことに密教、道教、陰陽道などが集合した宗教であり、修験者(山伏)は山中での厳しい修行により功徳を得て、世の人々を救いました。
中世末に戦乱の被害を受けますが、豊臣秀吉や小早川隆景、また歴代の黒田藩主の寄進を受けて、建物や霊場の整備が進められ、再び祈りの山として信仰を集めました。
明治時代に入り、新政府の方針で神仏分離令が発せられ、修験道は廃止され仏教的な要素を含む建物や仏像は破壊され、宝満山伏たちも山を追われることになりました。しかし、昭和57年(1982)、この山の開祖心蓮上人の千三百年忌を期に宝満山伏の末裔が中心となり「宝満山修験会」が再び結成され、以来、新緑が眩しい毎年5月には、峰入りや採燈大護摩供などの行事が厳修されています。
この中での、重要なワードは、密教・道教・陰陽道などが集合した宗教である『修検道』を極め功徳を得る為に、『厳しい修行』を行う、というところです。
そう!最初に炭治郎は『山』(狭霧山)で厳しい修行をしましたよね。
どうでしょう。これで竈門神社と竈門炭治郎が、見事に強く『結ばれ』ましたよね
そうです。そして、竈門神社は結びの神社として有名!!
これで確定としていいのはないでしょうか。
それでは、次は竈門神社の情報です。
竈門神社アクセス方法
車で行くのが一番便利ですが、免許を持ってない方々や、旅行者の為に電車・バスルートに絞り紹介します。
電車・バスルートの最適ルートはこれです。
・太宰府駅へ行き、コミュニティバス『まほろば号」に乗り『竈門神社』行で、終点まで乗車
『太宰府駅』までは、西鉄を利用しますので、博多駅からだとまず天神まで行き、そこで西鉄へ乗り換え太宰府駅へ向かいます。
途中『二日市駅』で乗り換えがセオリーになりますが、そこまでは特急があれば特急利用が快適です。西鉄は特急料金はかかりませんので、さらに得した気分になります。
そしてもっとお得!なのは、『旅人号』への乗り換えです。
※もし二日市駅で、タイミング合わない場合、狙いは『帰り』です。
太宰府が始発駅になるので、時間を合わせ是非のってみてください!
(もちろん通常料金です。超お得!!)
旅人号情報
特別な外装(こちらは令和元年バージョン)
綺麗な車内
特別号車(3号車)
竈門神社へ向かうときに乗車できたラッキーなかたは、左にある「願いごとの紙」に願いごとを書いて『竈門神社へ持参!』オリジナル記念品がもらえます。※残念ながら帰りしか乗れず・・私はもらえる機会を逃しました・・・
でも記念スタンプはゲット!
そして、まほろば号へ乗り換え
快適に太宰府に着いたら、改札を出てすぐに左へ
すぐにまほろば号の乗り場があります。料金は100円!
交通系ICカードの場合は、博多内バスすべてと同じ方式で「最初にタッチ」そして下りるときにもう一度タッチ!です。
竈門神社へ
竈門神社の紹介
竈門神社で祀られているのは玉依姫命です。
玉依姫命は、名前のとおり、玉(魂・霊魂)を霊依(憑依)された、もしくはそのような能力のある姫(女性)・巫女さんをあらわしていると言われてます。
なので、本来は特定の一人という概念ではなく、そういう女性の方々の総称です。
しかし、竈門神社に祀られている玉依姫命は、初代天皇 神武天皇の母と言われていて、『日本書紀』にもでてくる始祖(と言っていいのか間違ってたらすいません・・)です。
そういう背景もあり、過去より縁結び神社として、パワー・スポットとして、霊験あらたかな神社というわけです。
それでは、竈門神社へ向かいましょう!
途中の景観
紅葉の季節は、さらに素晴らしい風景になることは確実です。
風鈴の道もあります。
本殿が見えてきました。
目を閉じて真っ直ぐ歩きましょう(ゆっくり!)
ここからスタート
ここまで到達!頑張って!
お守りやお札の並べ方も洗練されてます。
鬼門封じの力で、コロナを退治!
同じように、そう願いを書いている皆さんも多かったです。
※これからの季節、「鬼滅の刃」推しキャラ柄のマスクもいいですね。
コロナ終息へ!と強い願いを持って、太宰府駅へ戻ります。
こちらは待合なのでバスが来たら向かいのバス停へ
ここから太宰府駅へ戻ります。
太宰府天満宮へ
太宰府駅へ戻ったら、太宰府天満宮も参拝しましょう。
※動きがとりづらい世の中です。せめてバーチャルでもお参りに行った気分になってください。1年前の写真も比較掲載しておきます。
まずは、周辺マップ
先程の太宰府駅が見える位置からまっすぐ、参道が続いてます。
1年前
1年前
御神牛(ごしんぎゅう)
全部で13体あるとのことですが、全部探すのはかなり大変です。
こちらはすぐにわかる位置にありますので、頭を撫でておきましょう。
こちらもすぐに、わかります。
少しわかりにくい御神牛も
歴史を感じさせます。
実は麒麟もあります。
鹿もあります。
そして有名な風鈴の通り道
音色に癒されます・・
一年前
本殿です。
1年前
早く安心して暮らせる世の中になりますように!!
最後に、博多の総鎮守である『櫛田神社』の山笠もお披露目しておきます。
どうだったでしょうか?
『鬼滅の刃と竈門 神社の関係は?太宰府を護るため?|福岡神社編』として、ご利益があるように、パワー・スポットとなるところを中心に取り上げてみました。
今は、自由に動きがとりづらい世の中になっています。
そういう中で、これをみてバーチャルとしてでも、参拝した気持ちになっていただけたら幸いです。
様々な意見はありますが、太宰府天満宮内池の近くの茶室(休憩喫茶)で、ご高齢のお婆さんが通る方々に、「休んでいきませんか?」と懸命に優しく声をかけておられました・・・
※微々たるものですが、少しでも貢献できたらと休憩させていただきました。
まったく働かず、外出せず、それでも生活できるのならいいですが、それができる人間はほとんどいません。
コロナ終息も、ゴールが見え、いつまで!とわかればいいですが、それは誰にもわからないし、むしろかなり長引きそうな情勢になってきてます・・
そうなると、Withコロナとしての戦い方をしていくフェードに入っていることを自覚したうえで(当然ながら厳重な健康管理のもと)、許せる範囲で経済をまわせるよう動いていかねばならないのではないでしょうか?
今回のGoToの動きをみていると、その様な軸にシフトしてきている方々も増えて来たようにも感じます。
今回はそういう想いを強く心に秘め、コロナ終息と経済の回復を祈りつつ周らせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。