Apple Watch(アップルウォッチ)で、一躍有名になり一般に知られるようになりましたが、「活動量計」は使ってますか?
活動量計とは、腕時計の様に手首にはめていれば、脈拍・歩数・睡眠・睡眠の質や運動量(消費カロリー)などを自動計測し、アプリに記録してくれる機能のついた、ウェアラブル 端末のことです。※当時は「スマートウォッチ」とも言ってました・・
初期タイプは、脈拍と歩数だけのシンプルなものだったものが、その後『睡眠時間』を計測できたりカロリー消費表示もできるタイプなども発売され、さらに「睡眠の質」を計測するものも出て来たりしてました。
さらに、Suica対応もできる様になったりして、使いこなしている人間にはもう手離なせないウェアラブル 端末の一つです。
しかし、まだ使ったことがない・・という人のなかには、メーカーや種類があり過ぎて、「どれにすればいいかわからない?」という声が出ているのも事実です。
中には、食わず嫌いで「何かよくわからない!」という理由で使ってない人もいます。
そういう方々は、ぜひ一度この記事に目を通してみてください。
購入の是非判断には役立つと思います。
私見にはなりますが、元々こういうものが大好きな私が7年ほど前から、活動量計に飛びつき、当時は最先端であったJawboneから始まり、時にはfitbit とGAMINを左右両手にはめて機能比較をしたりしながら、散々使い倒してきましたので参考にはなる筈です。
そしてなんと言っても、待ちに待ったECG(Electrocardiogram)=心電図機能が解放される予定のアップルウォッチ Series 6が、いよいよ販売直近!になりました。
購入決断するにも、きっと役に立ちます。
ということで、早速始めたいと思います。
※『Apple Watch Series 6』については、(今はAndroidスマホ使用のため)iPhone12も含めて導入予定なので、導入後記事をアップする予定です。
Contents
導入目的を明確に!
ウェアラブル 端末の一つである「活動量計」のメーカーは多数あります。
約7年前くらいから日本でも活動量計が販売され始めたと記憶してますが、当初はソニー含め、日本製は皆無でした。
すべて外国産です。
最初は、さまざまなメーカーの製品を使ってましたが、すぐに機能しなくなる・不正確で使いものにならない!と、体(財布・・・)で知り、さんざん(財布に・・)痛い思いをしながら約7年間使って来た結論は、『主要メーカー』を使うべし!!ということでした。
主要メーカーのものは、そこそこの値段はしますが、目的は何か?で考えると腹落ちする筈です。
時間を知りたいならスマホがあります。しかも、めちゃ正確な時間で申し分ありません。
スマホには、スイカ等ICクレジット機能はありますが、脈拍や睡眠、消費カロリー計算を自動で記録する機能はありません。
同じメーカー内でも、デバイスによって機能はわかれますが、最低限備わっている機能は、歩数・睡眠・脈拍の3つです。
これは必ず備わっているし、これ位はついてないと、そんなもの買う価値もありません!
つまり『健康維持・管理』に役立てる機能がついているのが、活動量計で当然そういう、ウェラブル端末を導入するなら、機能が第一優先となるわけです。
以上を踏まえて、次はどの様なものを使って来たのかを、主要メーカーに絞って報告していきます。
活動量計 ウェアラブル 端末主要メーカー
Jawbone
名前が示す通り、もともとは骨電動システムを導入した『Bluetooth ヘッドセット』で非常に優秀な製品を開発していたメーカーです。
Bluetooth ヘッドセットも、業務上必須であった為Jawboneを使いおおいに役立ちました!
そういうこともあり、メーカーそのものを信頼していたことと、7年前最初に目にした有名メーカーがここだったので使い始めました。
活動量計シリーズとしてはJawbone up、 Jawbone up2、 Jawbone up3と3世代にわたり販売され、すべての製品を使いました。
特徴的だったのは、他メーカーと違い液晶パネル部分がないという点と、その分軽くて装着感が良かった点、見た目もシャレてるデザインです。
逆に言えば、時計としての機能はまったくなく、生体記録は毎回スマホで確認しなくてはなりません。
私としては機能重視だったので、この部分に関しては全然気にはならず不便でもなんでも無かったですが、最大の欠点は、『バンド一体型』なのでバンドが切れると使えない!というところです。
あわせてあれだけ機能性の高い製品をだしていたのに、会社そのものが破綻してしまいました・・・その後どこかの会社が販売権だけ?を継承したのか、今も日本で購入することは可能ですが、開発はされてない様で破綻後の新製品は一切販売されてません。
ということは、機能面のアップデートも期待できないので今はこのメーカーはお勧めできません。
ガーミン (GARMIN)
ガーミンは、最初にvivosmart 3とvivosmart 4を続けて使いました。
歩数・脈拍はほぼ問題なく睡眠機能もあるので使ってましたが、こちらのタイプも『一体型』でバンドが切れると使用できなくなります。
メーカーに送れば修理可能でしたが、基本無償ではないので費用とその間に生体記録がとれないという不便さを考えても使い続けるのはやめました。
そこで次に、バンド交換もできて、どうせなら液晶パネルがカラーの製品がいいと判断して、ForeAthlete230Jを使ってみました。
GPSも搭載されていて、ランニングの軌跡や加速度センサーとも組み合わせ、階段の昇降もちゃんと記録されるので、主軸はランニングやフィット関連で活用したいという方に向いてます。
もしガーミンを使うのなら『フィット系』中心に考えている方へお勧めします。
機種としては、Garmin Swim 2がお勧め!です。
この機種は他メーカーには、ない『スイミング対応』機能があります!
泳いでいるときやスイムアクティビティ時の心拍数・スイミング時の移動距離やストローク数(ストローク種類まで判別し記録できるとのこと)まで測定できます。
ここまでの機能は他メーカーには無いので、フィット系に主軸を置き、ウェアラブル 端末を使いたい!という場合はこの機種がいいです。
fitbit
こちらもガーミンと並び、ウェアラブル 端末愛用者で知らない人はいない超有名メーカーです。
私の軸は当初「睡眠」で学生時代はロングスリーパー(アインシュタイン)型だったものが、さすがに社会人になるとそうはいかず、医学的には不可能と言われてますが、強制的にショートスリーパー(エジソン)型へシフトせざるを得なかったので、レム・ノンレム期を把握しておく必要があってfitbitも使い始めました。
この頃に、右手に花束・・・ではなくて、ガーミン・左手にfitbit、という超マニアックな使い方をして比較し、睡眠機能に関してはこちらの方がよかったので最近まで愛用していました。
最初は、Fitbit charge HR
これは表示窓も小さくバンド一体型だったので次に販売された、Fitbit Alta HRに変更。
バンド交換できるので、季節によってバンドデザインや素材を、革やステンレスにできるのも魅力でした。
その後機能面から乗り換えて行き、Fitbit Charge 2、ひとつ間をあけ、Fitbit Charge 4へと愛用して来ましたが、その後、同僚の突然死ということに直面したこともあり今度は心拍数管理へ軸をおきたいとおもっていた矢先に、次に話題にするアップルウォッチに、ECG機能が搭載されたので、(日本では機能を制御されてます)次は間違いなくアップルウォッチにします。
とは言え、睡眠測定機能は素晴らしいのと(今の私と同じで)、Androidスマホ使用者ならFitbit Charge 4をお勧めします!
※睡眠の質を把握したいという目的なら特にお勧めです。睡眠についての記事ならこちらも参考にしてください。
Apple (アップルウォッチ)
ガーミンもFitbitも心拍数測定機能が、アップルウォッチよりも劣っているというわけでは決してありません!
アップルウォッチだけにECG(心電図)機能が搭載されているのがスゴイからです。
この後のまとめに注意点として記載しますが、活動量計脈拍を測定するメカニズムは、単純に言えば皮膚に光(LED)を当て、血流の変化を測っています。
しかし、アップルウォッチはSeries 4から、ECG=Electrocardiogramをという名称の通り、他メーカーと同じ様にLEDを使った心拍数測定とは別に、心臓の収縮にともなう微量の電流を測定する=心電図機能を持たせる!という驚異的な製品を創ったわけです。
この情報を掴んだ時に、おぉぅ!!とびっくりしましたが、そこが日本のお役所!
ダメ!!と機能解放を認めませんでした。
こういう製品類は「医療機器」という分類に入るので、まずこの表をみてください。
一般社団法人 日本医療機器産業連合会 医療機器の分類より引用
医療機器には様々な種類のものがあり、使用における安全上のリスクや目的や用途などの種別により分類されています。以下は医療機器のクラス分類と該当する製品例です。
医療機器のクラス分類 医療機器の例(一般的名称による) 高度管理医療機器 クラスIV ペースメーカ、冠動脈ステント、人工血管、PTCAカテーテル、中心静脈カテーテル、吸収性体内固定用ボルト、プログラムなど。 クラスIII 粒子線治療装置、人工透析器、硬膜外用カテーテル、輸液ポンプ、自動腹膜灌流用装置、人工骨、人工心肺装置、多人数用透析液供給装置、成分採血装置、人工呼吸器、プログラムなど。 管理医療機器 クラスII X線撮影装置、心電計、超音波診断装置、注射針、採血針、真空採血管、輸液ポンプ用輸液セット、フォーリーカテーテル、吸引カテーテル、補聴器、家庭用マッサージ器、コンドーム、プログラムなど。
一般医療機器 クラスI 経腸栄養注入セット、ネブライザ、X線フィルム、血液ガス分析装置、手術用不織布、など。
この表の通り、人体に対する影響度によってクラス分けされていて、最高度のクラスⅣになると、不具合があったり、使用方法を間違うと、生命の危険に陥るものが列挙されています。
ECG機能はクラスⅡなので管理医療機器に入ります。それで今まで簡単には認められなかったわけです。
しかし、実は「機能を制御」されているだけで、それが解除できれば使える様にはなってました。
最初は簡単で、ECG機能を認められている外国でアップルウォッチを買うだけで良かったのですが、さすがにすぐに規制が入り、I phoneとの紐付けをそのまま『認められている国』で行うこと!が必須となってしまいました・・・
つまり原則として、「本人」がIphoneを持参しアメリカへ行って、アップルウォッチを購入して、その場で紐付けするということになってしまったので、かなりハードルが上がったわけです。
そのため、当初計画では同じく認められていた、香港に旅行記取材を兼ねて旅をして、ついでにアップルウォッチを買って、紐付けをしようっと!というのを狙っていたのですが、香港は例の状況になり、やがてコロナによるパンデミック・・とすべての計画が水の泡となって諦めていたとこへグッドニュース!!が入って今は、躍りまくっているとこです。
まとめとして
いいことばかり書いてもダメなので、注意点を一つ伝えておきます。
脈拍測定をするために、発光ダイオードを使ってLEDを高速点滅させてますが、皮膚の弱い人だと、それによって「軽いヤケド?」の様な皮膚炎を起こす可能性があります。
就寝時も含め、場合によっては風呂に入っている時もつけたりしているとずっと同じ箇所に光が当たっているので、かぶれるのでは?と推測してます。
それを防ぐには、以下がある程度の防止策になると思われます。
・ぴったりと皮膚に密着させ過ぎない。(少し隙間を開けてつける)
・24時間つけない(数日持つタイプでも、風呂に入る時などは外す)
・清潔に保つ(汗をかいたらいったん外して装着部を洗い、本体もよく拭く)
・本来は同じ方がいいが、皮膚にかゆみや少しでも赤みがでたら、使用をやめるか装着する手を変える)
長年使って来た私も、そんなに皮膚は弱い方では無いですが、『経験者』です。
最初は「なんかカユイな」と思ってみてみると、少しだけ赤くなっていて、特におかしくは無かったのですが、そのまま使っているとそれこそヤケドのケロイド(ひどくはないですが)のようになってきて、しばらく使用をやめたりしてました。
それが特にメーカーに関係なく、数回繰り返されたので、色々調べてみると同じ様な症状の人もいて上記結論に達しました。
それからは注意事項を守り、使ってますが何の問題もありません。
今や、日々の睡眠の質を含め心拍数の変動や活動量を測定し記録できるので、もはや手放せない重要なウェアラブル 端末になっています!
もしまだ使ってないなら、本当にお勧めです。
私としては、ECG機能付が解放されたアップルウォッチ Series 6の発売を待つばかり!です。
発売され、手に入れることができたなら使用レポートを記事にします!!
今、リモート勤務も増え、室内での筋トレの為になんと「バーベル類」の輸入が急増しているという記事もありました。
筋肉を増やすのも重要かもしれませんが、やはり内部=睡眠や心拍数のチェックも重要です。
是非使ってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。