前回の記事で、『HOKAAIDO LOVE!』に共感し、輝かしい瞬間であった学生時代の話とともに、四季ごとの北海道の良さを簡単にですが、述べさせていただきました。
その時は、4年間道民であった経験からの、「内側からの視点」として記事を書きました。
その後、社会人になり家庭を持ってからも、北海道にはできるだけ足を運び、時代の変化を感じて来ました。
今回は、その変化にも絡めた、内地の人間からの視点として書きます。
前半は、記事
そして後半は、アルバム形式でほぼ写真のみの構成にしてます。
好きなとこから見てください。
まずは、北海道最大の都市であり、目まぐるしく変わってきている札幌とグルメ(一部SHOPに関しても)についてです。
Contents
時代の流れ!札幌とグルメの変化
札幌の変化
札幌の街は、どんどん変化し、これからも変わっていくでしょう。
それが都市部であり、中心部の宿命でもあります。
しかし、それにともない、数々の思い出が消えていくのも、寂しい事実です。
まず最初はその中で、私にとってはすごく残念であった、3つのできごとについて取り上げたいと思います。
札幌駅前SL撤去?
今のJR札幌駅は5代目です。
つまり私の知っている4代目の駅舎は、まだ地上駅であった時のことです。
確かに記憶があるのですが、駅前にSLが置かれていて、自由に乗り込めてました。
それこそ、ちびっこ達が喜んで乗り降りし、よく遊んでいました。
しかし、今回この記事を書くにあたって、正確な情報をつかむため、ネットで調べると「ない・・・?」「えっまさか幻を見てたと・・」
今やこちらも撤去されましたが、アリオ札幌にもSLが展示されていたので、てっきり「あの札幌駅のSLをこちらに移動させ、展示したんだな」と納得とともに安心していたのですが、どうも違うようです。
まさかJRじゃなく国鉄時代のことだから、記録から全て抹消?歴史から封印?ということをする理由もあるはずないのと、これだけネットが進化している世界で、しかもSLといえば鉄オタの皆さんの中でも濃い分野・・
なのに誰からもなにも情報があがってない、というのはなぜ??
記憶のすり替え???
という半端な内容になりましたが、だからと言って、私までここでこの情報を残しておかないと、それこそ「本当に無かったこと」になってしまいます。
確かにあった。(筈です・・だんだん自信もなくなってきましたが)
ので、もし情報を知っているかたがおられたら、大変お手数をおかけしますが、『お問い合わせ』フォームから情報をいただければ、随時更新するようにします。申し訳ありません。
五番舘解体
閉店した時は「西武」に変わってましたが、古くからの皆さんには五番館(舘)という名称のほうが記憶に残っているかと思います。
札幌駅4代目の時代は、札幌駅に一番近い百貨店であり、外壁の赤レンガも風景にマッチし、大通りや狸小路に遊びに行った帰りに、何も買わなくても中を通り抜け駅に向かったりしたものです。
その通り抜ける道(1F)に、六花亭のお店があり、たまの贅沢品として好きだった『モカホワイト』の板チョコをよく買ってました。
※残念なのは、現在「板チョコ」そのものが製造されておらず、小さなパック品のみになってます。ここにも時代の流れが・・・
また、五番館といえば『荒巻鮭』が有名で、12月に立ち寄ると、いつも大混雑してたのも覚えてます。(一度だけ実家に送ったことがあります)
現在は、JRタワーもできて、便利になったとはいえ、駅から近い一等地
そのまま更地になっているのも寂しい限りです。
早く経済が回復してほしいものです。
100円ケーキの店
『kiosk』スタイル(店の作り・大きさ・店舗立地)で、数店舗ありました。
特徴は、消費税が無かった時代ですが、販売しているケーキは全て100円!
それには理由があり、視聴覚障害のあるかたを店員として雇い、運営されていたからです。
購入方法は、
・「商品名が書かれた申込用紙」を取る。
・希望商品の横に希望数を書く。
・店員さんに渡す。
・ケーキを受け取り代金を支払う。
という、シンプルでスマートな方法です。
すべて100円なので、計算も早くでき、釣り銭間違いも防止できます。
それこそ、障害のあるかたの社会進出をアシストする素晴らしいやり方で、時代をかなり先取りしてました。
そういう創業の精神に感銘し、ケーキも大好きであったため、ここは結構頻繁に利用させていただいてました。
その後、社会人になり、札幌旅行に来て地下街を歩いていると「無い!?」
移転したのか?と思い、周辺を探してもありません
その後、情報が入り、すべて閉店してしまった・・と
「儲かる」と匂いを嗅ぎ取った、資金も潤沢にある企業がどんどん参入し、真似をしてきて激戦になったのと、原材料高が追い討ちをかけ、やむなく閉店となってしまったのが理由のようです。
あのね真似するなら『その精神も真似しなさいよ!』
自由競争社会だし、参入は仕方ないにしても、それなら同じように「視聴覚障害のある店員さん」で運用すべきでしょ!
そういう競争があっての撤退ということだったら、まだ救われたのですが、あの当時『100円ケーキの店」をよく利用していた皆さんなら、この結果を知った時にすごくモヤモヤした!という私の気持ちに共感していただけるはずです。
さて、次からは気分を変え、未来につながる札幌の変化について進めていきます。
札幌の進化!
JR札幌タワーもでき、利便性がますますよくなり洗練されていく街、札幌
その変化のなかで、私個人の意見ですが大きなものといえばこれ!です。
悲願達成!JR札幌駅〜大通り地下通路開通!!
私の知る限りでは、札幌市民を含め、札幌を利用する大多数の人間が希望していたのが、「札幌駅と大通りを地下でつなげて!」だったはずです。
大通りにまで行けば、地下街の『オーロラタウン・ポールタウン』があるので、地下を移動できます。
特に切望されていたのが冬季!です。
道民は結構歩きます。
札幌駅に着いて、そのまま大通りなんぞは、鼻歌まじりの散歩レベルで、さらに足を伸ばし、狸小路そしてすすきのあたりまでは平気で歩きます。
しかし、真冬に地上を歩くのは厳しく、当時地下はつながってないので、大通りまでは地上コースしかなく、これが結構キツかったです。
それがやっと!つながった!!
これで冬期でも、今や暑くなった夏期でも安心して歩いて行けます。
※地下鉄を利用すれば、もっと早く便利に行けますので、ウォカーじゃない方々も安心して札幌に来てください。
さらに現在函館までの新幹線も、先ですが札幌まで伸びる計画もあります。
未来に期待できますね。
様々なグルメ!しかし、やはり伝統と言えば・・
進化といえば、グルメもどんどん進化してます。
スープカレーのように、当時はまったく無かったものから、代表的な味噌ラーメン、ジンギスカン、ザンギに至るまで、色々な料理を進化させた店舗がでてきてます。
そうなるのは、やはり料理そのものに多大な影響を与える『水・素材』そして空気が美味しいから!
いくらすごい料理!といっても、まずい水で、ましてやうまくない素材で作ったのでは美味しくなる筈もないからです。
ただ、1点・・・
味噌ラーメンに関してだけは、あくまで私個人の好みですが、昔ながらの味噌ラーメンは残って欲しいと切に願ってます。
※誤解ないように、背脂たっぷりのコッテリ含め、進化系味噌ラーメンは大変美味しいです。だからこそ支持され人気があるわけです。ただその流れで、伝統的な味がすべて無くなる・・というのは避けたいという強い思いをもっているだけです。
進化の中に残る、伝統的味の店とは?
私は大学生になるまで、「絶対しょうゆラーメン派」でした。
たんに住んでいた地区では、しょうゆラーメンが主流であり、実際味噌ラーメンがうまくなかったからです。
北海道に住むことになり、友達とラーメンを食べに行っても「しょうゆ!」としょうゆラーメンしか食べなかったので、「一度でいいから味噌ラーメン食べてみろ」という強い勧めもあって食べてみたところ、「!!!」と言葉がでないくらいの衝撃です。
私がいままで食べていた味噌ラーメンって一体!?というくらいのレベル違いです。
さらに驚いたのが、一味唐辛子を入れる?
当時ラーメンにはコショウ、と思っていたのでなおさらです。
一味唐辛子をいれると、さらに味が引き立ちます。
それから何年も経ち、札幌を訪れ、進化系味噌ラーメンを大変美味しく食べさせてもらいました。
しかし、あの時の味!を久々に食べたいと探しても、見当たらないんです。
その味というのは、白味噌ベースでほとんど油は浮いてない、まろやかで深みのある味です。
数少ない店として残っているのは、味噌ラーメンの元祖『味の三平』と名店『糸末』でした。
学生時代
味の三平も、初代の大宮さんがつくった味噌ラーメン
糸末は、ウィンズに移転前の木造の古い建物の『カウンターだけの店』から味噌ラーメンを食べ続け、感動し、しょうゆ派から一気に味噌派へ推し変した人間からすると、かなりのショックです。
その後、糸末は閉店してしまい、このままでは伝統的味がなくなる。もう食えないのかと絶望感すらありました。
※今はまた同じ店名で開業されてますが、レシピが残ってないなか、苦労して再現はされて美味しいのですが、やはり別物です。むしろ進化系としての美味しいラーメンといえるでしょう。
そういうなかで、糸末の味にすごく近く、伝統は崩してない店を、やっとみつけることができました。そう喜来登です。
喜来登
最初は、糸末が昔あったウインズのななめ前(今、王将がある場所)にありましたが、その後移転してます。
店内の様子
税込です。安いです。 味噌ラーメンには、『横』にある一味唐辛子!
これ!このネギ山盛りも特徴です。
そして、こういう風に「ネギの上から」一味をかけます。
かけ過ぎのようにみえるかもしれませんが、最後のスープのアップをみてください。
下に紹介する食べか方で食べ終わると、この様にほとんど一味唐辛子は残ってません
このように、油がほとんど浮いてないのが、伝統的味噌ラーメンの特徴です。
食べ方
1.ゆっくりと慎重に、スープのなかにネギを混ぜいれ、麺とからめます。
2.そうすると、熱によってネギがしんなりとスープに馴染んで来ます。
3.さらに『底のほう』のスープを麺を使いながら、よくかき混ぜつつ食べます。
4.さらにかき混ぜながら食べ進みます。
5.そうすると最後は、絶妙な味のスープになってます。
喜来登のスープは底に濃いスープがあり、食べ進みながら味の変化を楽しみつつ食べるラーメンです。
だから何も混ぜずに、通がよくやる「スープだけ」さきに、レンゲでちょっと飲むと当たり前ですが『薄い』です。
開店まもないころ、出張中と思われるサラリーマンが「薄い!」と文句をいい、店主さんがでてきて説明したものの聞き入れず、わざわざその人のためにつくりなおしされていたのをみたことがあります。食事マナー以前に礼節はわきまえてほしいものです。
そのころは、まだ客も少なかったので、食べ終わると(今も変わりませんが)、いつも明るく元気なおかみさんの挨拶に合わせ、たまに店主さんも、わざわざ厨房から出てきて、世間話ができたりしました。
その時に「伝統を守る味を探していたこと」とやっとみつけることができ、ものすごくうれしかったこと
そして「糸末の味とそっくりですね。そこで働いておられたのですか?」という質問をしたことがあります。
もとから寡黙でシャイな店主さんですが、この時も否定せず、黙って笑っておられたのでおそらくそうだと思われます。
最後に「この伝統の味をいつまでも守ってください!」という言葉をかけさせていただくと、嬉しそうに「ありがとうございます。」と微笑みながら返答してもらえました。
この味は絶対に後世にも残していっていただきたいです!
次からは、皆さんもよくご存知のところばかりなので写真中心に、お勧めスポットを紹介していきます。
お勧めスポット!
札幌周辺
まずは定番!時計台
この前で『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のようにして、写真を撮りたくなるでしょ?
大通り公園(TV塔)
冬のライトアップもお勧め!
そして、現在のすすきの・・
今は、人がまばらです。
夜だから多い! のではなくこれは、コロナがない時です。 にっくきコロナ!
これが『普通』!でした。
北菓楼の喫茶店
札幌ビール園
やはり『クラシックビール!』 ラム肉と合います!!
小樽
残念ながら、裕次郎記念館は閉館してしまいましたが、等身大裕次郎さんはまだ残っていますよ!
小樽手宮線跡 学生時代の友達が小樽にも住んでいたので、何度か横切ったことがあります。当然その時はまだ現役バリバリです。
小樽運河
今の小樽です・・・コロナ終息を!(空までどんより・・)
ここがこんな状態というのは、本当に悲しいです・・
小樽水族館
ここからトドがダイブします!
ステンドグラス美術館
ルタオの喫茶コーナー
手前の白いケーキが、有名な『ドゥーブルフロマージュ』超お勧め!!
おもてなしの心! 素晴らしいです。
積丹
神威岬
島武意海岸
積丹ブルー
『ニューしゃこたん号』に乗ると、カモメの餌やり体験ができます。
富良野・美英
四季彩の丘
美英 青い池
星野リゾートトマム 雲海テラス
摩周湖
別名 霧の摩周湖 というくらい霧の日が多いです。
幸運にも霧が晴れている時に、見える摩周湖は透明度が高く、素晴らしい!らしいですが、すいません・・・訪れた日は霧で看板しか撮れませんでした。
最後に!
どうだったでしょうか?
なにしろ、観光スポットとして、日本どころか世界でも名を馳せる北海道です。
札幌・小樽だけでも、ぜんぜん紹介しきれず、まだまだ有名で立ち寄っていただきたいスポットが、数えきれないほどあります。
北海道全体となると、それだけで一つのサイトができあがるくらい、観光スポットがあります。
もし、この記事(もしくは前回記事)を読んでいただいて、北海道愛が少しでも伝わり、「一回くらいは行ってみようかな」と思っていただければすごく嬉しいです。
そして思うだけでなく、是非本当に一度でいいので、北海道へ来てみてください。
なぜ一度いいのでか
それは絶対に、一度北の大地に立てば、二度三度とリピーターになるのは間違いないからです。
是非よろしくお願いいたします。
そして、すこしでも早くコロナが終息することを願いながら、今回の記事を締めさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
HOKKIDO LOVE!第一弾の記事はこちらです。