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世界のおすすめバイクメーカー7社!その歴史と特徴とは?

HONDAやKawasakiなど日本にも有名バイクメーカーはありますが、外国ではどういうメーカーが有名かご存知でしょうか?

色々と名前は出てくるとは思いますが、世界中には数多くのバイクメーカーが存在しますよね。
今回はその中から敢えて日本を外し、(日本以外での)世界のおすすめバイクメーカー7社!と題しまして、7社に絞ってご紹介していきたいと思います。

ラインアップはアメリカ合衆国から2社、イギリスから2社、イタリアから1社、ドイツから1社、インドから1社です。

それでは順に見ていきましょう!

Contents

アメリカ合衆国

Harley-Dabidson(ハーレー・ダビッドソン)

引用:Pixabay

 

言わずと知れた【ハーレー】とも呼ばれる、大型バイクの代名詞と断言できるハーレー・ダビッドソンからスタートしていきたいと思います。

Harley-Dabidoson(ハーレー・ダビッドソン)が誕生したのは、1903年にハーレーダビッドソン第1号が製造された事から始まり、1907年に株式会社ハーレーダビッドソンとして設立されました。

1909年にはハーレーの代名詞とも呼べる「Vツインエンジン」が完成しました。
1936年OHV(オーバー ヘッド バルブ)方式の新型エンジン「ナックルヘッド」が開発されます。
これ以降「OHVのVツインエンジン」がハーレーダビッドソンの象徴となっていきます。

その後、1948年に新型エンジン「パンヘッド」が誕生します。それ以降1966年に「ショベルヘッド」、1984年に「エボリューション(別名:ブロックヘッド)、1999年に「ツインカム(別名:ファットヘッド)」と変更がなされ、現行は2017年からの「ミルウォーキーエイト」となっていくのです。

120年近くの歴史を持つ「Harley-Dabidoson(ハーレー・ダビッドソン)」は今なお多くのバイカーから愛されています。

Indian Motorcycle (インディアン・モーターサイクル)

引用:Pixabay

 

Indian Motorcycle(インディアン・モーターサイクル)は1901年に創業されました。
そして、1911年のマン島TTレースでインディアンは上位を独占します。

これを機に「Indian(インディアン)」の名は世界に知れわたります。

1916年には、Vツインエンジンの「パワープラス」を開発しました。
このエンジンの登場は、当時の世界中のバイクファンを熱狂させることになります。

しかし、1920年代には世界最速のバイクメーカーと呼ばれた「Indian(インディアン)」も経営が悪化していき、遂には1953年に倒産してしまいます。

その後、何度も復活が試みられますが継続できずに倒産を繰り返していました。しかし、2011年に世界的に有名なポラリスが経営権を取得することによって、新生インディアン・モータサイクル社として復活することになるのです。

ハーレーダビッドソンよりも古い歴史を持つ「Indian Motorcycle(インディアンモーターサイクル)」は多くのバイカーから支持されています。

イギリス

TRIUMPH(トライアンフ)

引用:Pixabay

 

TRIUMPH(トライアンフ)の誕生は1885年、貿易会社から始まり、トラインフ・サイクル・カンパニーの設立され、バイク市場には1902年に第一号車が発表されたことにより始まりました。

1914年に第一次世界大戦が勃発しますが、その頃にはすでに世界一のバイクメーカーに成長していました。

1936年にシングルスポーツ車の「タイガー」をリリース、1938年にマルチエンジン(多気筒エンジン)を搭載した「スピードツイン」を発表し、最高速度は当時の最高峰150km/hと公表され人気を集めました。

1949年にアメリカ市場に向けて生産されたモデル6Tサンダーバードが発表されました。
1950年代当時の世界最大のバイクマーケットはアメリカであり、販売市場の中心はアメリカとなっている時代です。

そして1959年、「T120ボンネビル」の販売がスタートします。
当時の同排気量クラスのバイクの中ではダントツのハイパワーを誇り注目を集めました。

しかし、1968年には日本の「HONDA(ホンダ)」の台頭で衰退の一途を辿っていき、1973年には親会社であるBSAグループが破産します。
そこから生産の一時中断など、トライアンフの歴史は終焉を迎えようとしていました。

しかし、1990年ブローアによりニュートライアンフが発表され、再び稼働開始となり、現在のトライアンフへの繋がります。

歴史ある「TRIUMPH(トライアンフ)」は現在もなお、数多くのバイカーに愛され続けています。

Norton Motorcycle(ノートン・モーターサイクル)

引用:https://unsplash.com/photos/uvlUBeZdtek

 

Norton Motorcycle(ノートン・モーターサイクル)が設立されたのは1898年、バイクと自転車の部品を取り扱う会社として始まり、1902年からバイクの製造を開始しました。
当初はフランスとスイスからエンジンを調達していました。

1908年からは、自社製の単気筒サイドバブルエンジンを搭載するバイクの製造が開始します。このエンジは1950年代まで、バイクのエンジンの主流として受け継がれることになります。

1907年の「第1回マン島TTレース」で2気筒クラスを制覇します。
この時からレース界での「ノートン伝説」の幕開けとなります。

1930年から7年間に参戦したグランプリレースでは、92戦78勝という驚異的な成績を達成しました。

1961年にはノートンの代名詞ともいえる「コマンドー」が発表され、その後10数年に渡って製造されることになります。しかし、1976年には景気の後退から倒産寸前まで追い込まれてしまいます。

1992年Norton(ノートン)が、マン島シニアTTを制覇します。マン島レースでの英国製バイクによる勝利は実に約30年ぶりのことでした。

2009年米国にて、ロータリーエンジン搭載のNRV588で最速180マイルの世界記録を樹立します。
2012年には「マン島TTレース」には20年ぶりに本線に復帰を果たしました。

2020年、Norton Motorcycle(ノートン・モーターサイクル)は、インドのTVSモーターに買収されました。

130年の歴史ある「Norton(ノートン)」は、今もなお多くのバイカーの憧れでもあります。

イタリア

DUCATI(ドゥカティ)

引用:Pixabay

 

DUCATI(ドゥカティ)の設立は1926年
最初の製品はコンデンサーでした。その後、ラジオ、計算機、カメラなどの生産を行い、レンズ、眼鏡、双眼鏡、自転車と幅広い製品を販売し成長していきました。

しかし、ここからイタリアは第二次世界大戦に突入していきます。そういう中で、1944年に工場は壊滅的なダメージを受けてしまい、逆にそれがターニングポイントとなります。

1946年に4ストローク原動機付き自転車「クッチョロ」の生産を開始し、バイクメーカーとしてスタートしていきます。

1954年に初のレーシングマシンを制作、1956年に世界グランプリに参戦し、ドゥカティはデスモドロミックシステムを採用します。

1971年L型2気筒エンジン、1979年トレリスフレームが開発されました。その最先端の技術は、様々なレースの勝利を勝ち取る結果にもつながりました。

1985年、DUCATI(ドゥカティ)はカジバに買収されます。
1988年にスーパーバイク世界選手権に参戦、2006年までの19年間で12人の年間チャンピオンを輩出しています。

2012年にドイツの自動車メーカー、「アウディ」が買収を発表したと同時に「フォルクスワーゲングループ」の傘下となります。

このDUCATI(ドゥカティ)のワークスレーサーのレプリカシリーズは、世界の多くのファンから非常に人気があります。

ドイツ

BMW MOTORRAD(ビーエムダブリュウ・モトラッド)

引用:Pixabay

 

BMW(ビーエムダブリュウ)は、1916年にドイツで航空機のエンジンメーカーとして創業しました。
そして1923年、モーターサイクル第1号機となる「R32」の誕生とともに、「BMW MOTORRAD(ビーエムダブリュウ・モトラッド)は、BMWの自動二輪車生産販売部門として誕生したのです。

BMW特有のボクサーツインと呼ばれる水平2気筒エンジンとシャフトドライブ機構は、この現代までも受け継がれています。

R32」を改良した「R37」で初めてレースでBMWに優勝をもたらしました。そのあと、新モデルも続々と開発され、ヨーロッパ各地で開催されるモーターサイクルレースで次々に好成績を叩き出すのです。

現在BMWには6つのシリーズのバイクに分類され、伝統の水冷2気筒エンジンを搭載し、クラシカルなネイキッドが多い「Rシリーズ」や、並列6気筒エンジンを搭載のアメリカンクルーザーが属する「Kシリーズ」、中排気量(750ccや800cc)の車種が多く並列2気筒エンジンを搭載する「Fシリーズ」などがあります。

また、アジア向けの中型免許でも楽しめる小排気量シリーズの「Gシリーズ」や、フルカウルのスポーツタイプで4気筒エンジンを搭載した「Sシリーズ」、スクータータイプが属する「Cシリーズ」などもあります。

BMW MOTORRAD(ビーエムダブリュウ・モトラッド)の持つ、他とは違う個性がコアなファンの心を鷲掴みにします。

インド

Royal Enfield(ロイヤルエンフィールド)

引用:Pixabay

 

Royal Enfield(ロイヤル・エンフィールド)はオートバイブランドで世界で最も古く1851年に設立されたイギリス発祥の会社から発展したバイクメーカーです。

1893年に、はじめて生産された自転車には「ザ・エンフィールド」の名が付けられました。翌年には「ロイヤル・エンフィールド」と変更されたのです。

1901年には、初のロイヤル・エンフィールド・モーターサイクルが製造されます。その後1932年に誕生した伝説のバイク「Bullet(バレット)」は継続生産としては歴史上最も長かったバイクとして知られています。

2度の世界大戦を経て、イギリスのオートバイ最盛期に最前線で活躍しました。
1949年に英国バイクをインドに輸入するために、マドラス・モータースが設立されます。

1952年に、インド陸軍からマドラス・モータースが大量に受注します。そして1955年にマドラス・モータースと提携し「エンフィールド・インディア」を設立し、専用工場を建設します。1956年、ライセンス契約により、「Bullet(バレット)」の生産が始まります。

1971年にイギリス本社が倒産してしまいますが、インド側ではそのまま生産が続けられました。
1994年、トラクターメーカーであるアイシャーグループが買収し、社名を「ロイヤル・エンフイールド・モータース・リミテッド」に変更しました。

そんなことから、イギリス発祥のバイクメーカーがインドのバイクメーカーとして、現在も生産を続けけることになったのです。

2021年現在も新ラインナップ「Meteo 350(メテオ350)」も発表されました。

Royal Enfield(ロイヤルエンフィールド)はインドのバイクメーカーでありながら、古き良き英国車として、今も多くのファンから愛され続けています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回紹介した7社はいずれも歴史ある名門で、どのメーカーをとってみても気になるところがあったのではないでしょうか。

各メーカーの歴史と特徴を少しでも知ることによって、今まで以上に興味をもっていただけたなら幸いに思います。

是非、ここで紹介した「世界のおすすめバイクメーカー7社」のバイクをあなたの目で見てみてください、触れてみてください、跨ってみてください。

きっと走り出したくなることを確信しています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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SG
多様性の現在、幅広い趣味嗜好のどこかにマッチするべく、役に立つことや知見をひろげることに少しでも貢献できる記事を目指し情報発信してます。 今後ともよろしくお願い致します!