話題・ニュース

パリセーヌ川のフライングタクシー|気になる開業予定や料金は?

フランス、パリのセーヌ川を走る「フライングタクシー」(le taxi flottant, floating taxi)が話題になっています。

「フライング」と言っても実際には飛ぶわけではありませんが、電気モーターを使って川の上を浮いて滑るように走る乗り物。すでに何度か「テスト浮上」をして実用化間近とされています。

さてこの「フライングタクシー」の実用化はいつなのか?そしてもし開業したら料金はいくらになるのか?など、気になる情報を調べてみました!

Contents

セーヌ川のフライングタクシー実用化・開業予定はいつ?

このフライングタクシー事業を進めているのは「SeaBubbles シーバブルス」という名のフランス=スウェーデンのスタートアップ企業。

2017年から続けてきた実用化試験で、2019年9月16日に最新のテストが行われ、順調にいけば、
2020年春に実用化(目指しているのは2020年3月)。
まずは企業向けに予約販売されるとのことで、積極的な運行会社が出てくれば2020年春にパリ・セーヌ川で初めての空飛ぶタクシーが誕生するかも?しれません。

「タクシー」と名はついていますが、当初は観光客向けや何か特別なイベントなどに使われることになるのでしょうか。普通のタクシーのように、一般の人が会社に急ぐのに利用・・・というようになるにはもう少し時間がかかりそうです。

SeaBubblesフライングタクシーの速度や仕様は?

このフライングタクシーは4人乗りで、水面から50cm上をホバーし、電動のため騒音や大きな波やCO2も排出しないのが売り。速度は約33km/時

パリのBercyという東の端から、西の端のIssy-les-moulineaux イシー・レ・ムリノーのまで、現在地下鉄で約50分かかるところを、この空飛ぶタクシーであれば20~25分で到着するとされています。

フライングタクシーの料金はいくらになる予定?

まだ実用化されていないので、タクシーとして使用される場合の料金は発表されていませんが、ちなみに本体価格は1ユニットで

200,000€(日本円で約2,400万円)!!

タクシーという用途に使われる場合も、最初はかなりのお値段になりそうですね。

(実用化後にはまた情報を追記していきます)

まとめ

パリのセーヌ川で「フライングタクシー=空飛ぶタクシー」誕生か?というニュースをお伝えしました!

まずはこの乗り物がセーヌ川を走れるようになる実用化は2020年の春頃に達成できるようですね。あとは、これを使用してタクシー運用を始める企業が出てくるかどうかにかかっています。

時速が33kmということで、セーヌ川に近いところであれば、パリの街中を走る車に比べたら渋滞もなくかなりのスピードアップになることは間違いなさそうです。まずは物珍しさに手を出す企業や利用客が出てくるか。今後の動きを待ちたいところです。