ランキング

世界で最も住みやすい都市ランキング2019|東京や大阪が高評価!

英国の新聞「エコノミスト」のグループである研究機関EIU(エコノミスト・インテリジェンス・ユニット)が毎年発表する「世界の住みやすい都市ランキング」

都市の規模だけでなく、「住む」という視点から、都市としての安全性、医療、文化・環境、教育、インフラ(都市基盤)という5項目の評点から総合的に「住みやすい」都市の順位を決定します。

日本の都市はどんなランクづけになっているのか、気になりますよね?

ということで『世界で最も住みやすい都市ランキング2019|東京や大阪が高評価!』と題してお届けします!

Contents

世界で最も住みやすい都市ランキング2019|東京や大阪は何位?

では、さっそく気になる2019年のランキングを見てみましょう!

1位 ウィーン(オーストリア)

tookapic / Pixabay

 

1位はオーストリアの首都、ウィーンでした。音楽の都、芸術の都。都市と緑、歴史と文化、そして街の利便性や清潔さ、安全性なども考慮されて2018年に引き続き堂々の1位です。

2位 メルボルン(オーストラリア)

moerschy / Pixabay

 

2位には豪州オーストリア第2の都市メルボルンが入りました。この街も「世界の住みたい都市ランキング」の常連。2017年まで3年連続の1位。その後も連続2位の快挙です。シドニーに比べると歴史、文化などが豊かで落ち着いた街。世界から集まる学生が多い街としても知られています。

3位 シドニー(オーストラリア)

pattyjansen / Pixabay

 

2位のメルボルンと同じオーストラリアの都市・シドニーが3位にランクインです。オーストラリアでもっとも大きな都市なので首都と間違える人が多いらしいですが、首都はキャンベラです。

4位 大阪(日本)

12019 / Pixabay

 

大阪が4位です。言うまでもありませんが、東京と並ぶ日本の大都市。その都市機能や文化度、安全性、交通の利便性、犯罪発生率の低下など数々の指標で高い評価を得て、東京をおさえての4位です。

5位 カルガリー(カナダ)

12019 / Pixabay

 

カナダ西部の街・カルガリーは、市のまわりのいわゆる「都市圏」の人口でも140万人と規模としては大きくありませんが、カナディアンロッキーの雄大な自然に近く、音楽、舞台芸術をはじめとする文化性や気候の良さなどで「住みやすさ」を発揮しています。

6位 ヴァンクーバー(カナダ)

the_nautilus / Pixabay

 

同じくカナダのヴァンクーバーがランクイン。この街も実は「住みやすい都市」ランキングの常連です。少し前までは3位くらいに位置していた時期もありますが、他のカナダの都市などと競り合って最近は順位を落としています。とはいえ、やはりカナダならではの都市と自然の融合、文化度の高さは健在です。

7位 東京(日本)

Anemone123 / Pixabay

 

我らが東京は7位に入りました!大阪には負けますが、それでもニューヨークやロンドン、パリなど、世界で東京と比肩する大規模首都の中ではもっとも上位にランキング。やはり機能性、安全性、文化・歴史などさまざまな住みやすさが評価されたようです。

7位 トロント(カナダ)

12019 / Pixabay

 

東京と同率で7位だったのが、カナダのトロントです。カナダ勢も強いですね。カナダではもっとも都市圏人口が多く、北米ではニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴに次ぐ4番目の都市ということになるようです。犯罪発生率が低く、清潔で生活水準も高く、そのあたりが「住みやすさ」の評価になっています。

9位 コペンハーゲン(デンマーク)

anastasiyasamsonova / Pixabay

 

「北欧のパリ」と呼ばれるコペンハーゲンが第9位です。以前までトップ10にはなかなか入り込めませんでしたが、ここ数年は常連組です。自然環境と歴史、街の美しさ、生活水準の高さ、街のデザインへのさまざまな試みなど、特筆すべき要素はたくさん。北欧の訪れたい都市のひとつとしても人気があります。

10位 アデレード(オーストラリア)

PublicDomainPictures / Pixabay

 

ここに出てきた10の都市の中でもっとも南に位置する南オーストラリア州の都市アデレード。南極ももうすぐの距離です。芸術祭や音楽祭が知られる文化と芸術の都、さまざまな移民文化が入り交じったその多様性でも評価される街です。かつてはこのランキングの5位程度に食い込んでいた常連ですが、昨年、今年は10位に甘んじています。

トップ10以外の主な都市は?

世界の大都市といえば、ニューヨーク、ロンドン、パリ、人口でいえば上海や北京などがありますが、どこも安全性や環境の面で評価を落として上位に入れない事情があるようです。

たとえばロンドンは48位ニューヨークは58位ですが、犯罪発生率の高さが足を引っ張ります。またパリは昨年の19位から25位に急降下しましたが、昨年からつづく「黄色いベスト運動」など都市部での暴力行為などが影響しているといわれています。

ちなみに評価される140都市のうち最下位の3都市は、140位ダマスカス(シリア)、139位ラゴス(ナイジェリア)、138位ダッカ(バングラデシュ)など治安や貧困に課題のある都市が並んでいます。

おわりに

以上、『世界で最も住みやすい都市ランキング2019|東京や大阪が高評価!』と題して、その順位をご覧いただきました。

世界で最も住みやすい都市は1位のオーストリア・ウィーンを筆頭に、オーストラリア、カナダ、そして日本が目立って評価が高くなっています。総合的な都市の評価、そしてやはり犯罪発生率や環境で差をつけるケースが多く、同じ大都市でもかなり差が出ることがわかります。

その年の出来事や治安環境などによっても変化の大きいランキング。日本の都市がさらに評価を高めるようになるとうれしいですね。

では、最後までご覧いただきありがとうございました。