音楽

NYアポロシアターってどんな場所?過去の日本人出演者もチェック!

ニューヨーク・マンハッタンでクラブ、あるいはライブシアターとして知られる「アポロ・シアター」

最近では2019年末の音楽番組『Mステ ウルトラSUPER LIVE』でMISIAがライブ中継をした場所として話題になりました。

この「アポロ・シアター」について、どこにあるのか、どんな場所なのか、そしてMISIA以外にこれまで日本人で出演した人はいるのか、調査してみました!

Contents

アポロ・シアターってどんなところ?場所や歴史を紹介

アポロ・シアターってどこにあるの?

アポロ・シアターがあるのは、米国ニューヨーク市。ニューヨークの中心として知られるマンハッタン島の北部にあります。

このエリアは、ニューヨークの中でももともとは黒人居住区として知られ、かつて黒人文化が大きく華ひらいた「ハーレム」地区(125丁目)にあります。

アメリカのポピュラー音楽の殿堂のひとつであり、特にアフリカ系アメリカ人が発展させてきた音楽とは、切っても切り離せない場所となっています。

ちなみに「ハーレム(Harlem)」という地名の由来は、オランダの地名「ハールレム」から来ていて、トルコ語の「ハーレム(harem)」つまり女性たちが住む国王の「後宮」、あるいは「女性に囲まれた状態」を意味する言葉とは関係ないそうです。

アポロ・シアターの歴史は?

1860年頃に当初はダンスホールとして開業したあと、1913年にアポロ・シアターが設立されました。1934年に黒人のアーティストを出演者に迎え入れ、その唯一の劇場として、以後黒人文化の象徴的な存在として名を馳せることになります。

1934年以降は特に「アマチュアナイト」として、アマチュア歌手やダンサーが出演するイベントが開催され、今に至るまで人気を集めています。

これまで、
ビリー・ホリデイ
ジェームス・ブラウン
ダイアナ・ロス
マーヴィン・ゲイ
ジャクソン5
スティーヴィー・ワンダー

など世界に知られたアーティストがここに登場。「アマチュア・ナイト」では多くの参加者の中から観客の拍手で優勝者が決まり、優勝者はさらに上の大会「スーパー・トップ・ドッグ」に進み年間チャンピオンを決める。そしてさらにTV版のアマチュアナイトである「Show time at the apollo」にも進むことができ、プロへの登竜門になってきました。

この「Show time at the apollo」では、過去にダンサーを中心に日本人も出演しています。

アポロ・シアターに過去出演した日本人は?

過去に出演した日本人ダンサー・歌手

「Show time at the Appollo」では2000年に日本の「ダンス甲子園」で優勝した「れいかんやまかんとんちんかん」の田中傑幸がソロダンサーとして登場。アマチュアナイトでは同じ年に日本人3人組ダンスユニット「Lina World」が登場。年間準優勝者になりました。


(動画引用 Youtube ゴーヒー01さんの動画) 

さらに2001年には7人組ダンスチーム「BiTrip」が日本人初の年間優勝者に。2006年には「Show at the Appollo」に日本人ダンサーで振付師のTAKAHIROこと上野隆博さんが登場して、史上初の9大会連続優勝を果たしました。

そのほか日本人では

小林幸恵
平井堅
坂本龍一
和田アキ子
HANDSIGN

などがアポロ・シアターの舞台に出演しています。

2019年 歌手の高橋あず美がSuper Top Dogで日本人初の年間チャンピオンに

そして2019年にはこのアポロ・シアターで開催される「Super Top Dog」で歌手の高橋あず美さんが日本人で初めて年間チャンピオンに選ばれ、ニューヨークでは話題になりました。

こちらのニューヨークの地下鉄で熱唱する高橋さんがすごいパワーです。

おわりに アポロ・シアターは日本人にとっても音楽の殿堂

ということで、ニューヨーク・ハーレム地区にある「アポロ・シアター」について簡単に見てきました。

アメリカでは「アメリカン・アイドル」や「ゴッド・タレント」など、アマチュアを発掘するオーディション番組が日本以上にさかんで盛り上がっています。さすがは実力があればスターダムに上がれる「アメリカン・ドリーム」の国。

「アポロ・シアター」は黒人音楽、ブルースなどの殿堂でもあると同時に、こうしたアマチュアを掘り起こす場所、そしてそんな可能性を求めて日本人もたくさんチャンレンジしてくる場所だったんですね。

これからも日本人の活躍がみられるといいですね。

最後までご覧いただきありがとうございました!