世の中に「真っ黒な梅干し」があるって知っていましたか?
奈良県月ヶ瀬という村で作っている「烏梅」(うばい)がそれです。
「烏(からす)」というくらいですからまさしく「黒い梅」なのですが、とっても身体によくてお茶にもなるらしい・・・
ということで、『真っ黒な梅干し・烏梅(うばい)の通販取り寄せ可能?東京で買える?』と題して、気になる通販お取り寄せ情報、そして東京で買える場所があるのか、について調査してみました。
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真っ黒な梅干し・烏梅(うばい)の通販取り寄せ可能?
こちらがその「真っ黒な梅干し」です。
奈良)修二会(お水取り)でご本尊を飾るツバキの造花。その和紙を紅に染めるのに欠かせぬ「烏梅」(うばい)をご存じでしょうか。月ケ瀬に全国で唯一、作り続ける一家がおられます。(坪) https://t.co/yjvxs1vASY pic.twitter.com/N987aBQBT9
— 朝日新聞奈良総局 (@asahi_naraken) February 26, 2016
貴重なものですが、こちらのサイトで通販お取り寄せが可能なことがわかりました!こちらはこの奈良県月ヶ瀬でたった一軒、700年変わらない伝統製法で烏梅づくりを営む「梅古庵」の直販サイトです。
またはこちらでも
日本国内でしたら、全国からお取り寄せが可能のようです。ただし数に限りがありますので、TVなどで紹介された時には売り切れになることもありそうですね。
真っ黒な梅干し・烏梅(うばい)は東京で買える?
この奈良の月ヶ瀬の烏梅が、東京で買えるかを調べてみましたが、残念ながら直接お店で買える場所は見つかりませんでした。
上記の通販からお求めになるのが良さそうです。
ただし、この烏梅で染めた貴重な着物を扱っているお店は新宿区上落合にありました。
どんな色に染まるのか、実際に見てみたい。あるいは烏梅に興味があるかたはぜひ訪れてみてください!
真っ黒な梅干し「烏梅」とは?
奈良県の月ヶ瀬村で唯一、この烏梅(うばい)を造り続ける中西喜久さん。ひいおじいちゃんの代からこの製造を続けてきたといわれています。
承前)烏梅は梅の実をいぶして乾燥させたもの。そもそも月ケ瀬では、高値で売れた烏梅を作るために梅が植えられました。後醍醐天皇の女官が製法を伝えたそうです。化学染料の流通で製造は激減。今は中西さんご一家が唯一、作っています。(坪) pic.twitter.com/D4hagNsaXs
— 朝日新聞奈良総局 (@asahi_naraken) February 26, 2016
烏梅は、梅をいぶして乾燥させたもの。言うなれば「梅の燻製」です。江戸時代の百科事典である「和漢三才図会」にも登場したベニバナ染めの助剤(染めを助ける材料)で、昔、京都の紅花染め工房では、染料となる紅花を山形から、そしてその助剤として奈良の烏梅(うばい)を使ってきたとか。
生薬としても使われてきたそうで、これを煎じて飲むと身体に良いと言われています。
お疲れ様でした🍀
今日は暑くて、汗💦をたくさんかきましたね。
汗をかくと「気」も一緒に出ていくのて、グッタリ😩
「烏梅(ウバイ)」は、未熟な梅の果実を燻製にしたものです。
酸味によって出過ぎる汗を、ギュッと引き締めます。
烏梅とナツメが入ったお茶で、夏🌻を元気に過ごせますよ❣️ pic.twitter.com/bGUzSo80tG
— 平塚漢方堂 (@hiratuka_kanpou) July 28, 2019
紹興酒に入れて飲む、という方もいるようですね。
今日の一句
梅桃と 桜を待つと 三姉妹冬から春にかけてバラ科の樹々が花を付けます
寒さの中で凛とした梅
温かさを感じる可愛い桃
豪華で華やかな桜それぞれに素敵な花です
生薬としても烏梅、桃仁、桜皮と活用しています
私は温めた紹興酒に烏梅を入れて飲むのが大好き
薬用酒になります— 中医学研究所(旧よねくら薬局) (@495yonekura) February 25, 2019
おわりに
以上、奈良県月ヶ瀬でたった一軒だけ作られている「烏梅」(うばい)について通販・お取り寄せが可能なのか、調べてみました。
そのまま食べるということはなさそうですが、昔から紅花染料の助剤として、あるいは生薬として漢方ではよく使われ、いまでもこれを煎じて飲んだり、紹興酒といっしょにして飲んだりすると、夏バテの防止などによいとされています。
東京での販売店は見つかりませんでしたが、もしちょっと試してみたいという方がいたら、ぜひ通販で購入してみてはいかがでしょうか。
では最後までご覧いただきありがとうございました!