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猫を飼っている?飼われている!|ネコの本音・気持ちは?

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猫を飼う?

 

世間一般的には、「猫を飼う」「猫を飼ってる」と言いますが、猫自身はどのように認識しているのでしょうか?

猫視点でみると、主従関係では少なくとも、「従」であるとは認識していません

※むしろ人間側の方から望んで「家来にならせていただいてます!」、と日々奉仕しているという方も多いですが…

それでは、実際はどうなのか考察してみましょう

 

種としての視点

 

遺伝学的には、犬は狼 猫は山猫が起源と言われています。

それぞれの行動特性はかなり違い、狼は群れで行動し狩りを行い、リーダーに従います

一方山猫は、基本群れで行動はせず単独です。狩りも単独で行います。

※ネコ科である「ライオン」は集団で狩りをしますが、同じ大型ネコ科であるトラは、単独による狩りであることからもわかる様に、それはライオンのみの例外ということです。

これらの種の本能からも、犬は正しい接し方をして育てた場合は、「飼い主をリーダー」として認識して心から尽くしてくれます。

因みに家族で飼っている場合、誰がリーダー=ボスであるかを認識し、家族内でも優劣(順位)をつけています。それでもやはり、1万4千年前から繋がりがあると言われている、犬と人間は非常に相性のいいパートナー、であることには変わりはありません。

しかし別視点では、一つ接し方を間違えてしまうと犬自身が主であり、ボスであると誤認識してしまうことがあります。
指示や命令を聞かず、飼い主や他の人間に大怪我や、それ以上のことをするという悲惨な出来事を招いてしまうことすらある・・という点は注意が必要です。

次に猫に話を戻すと、育てられた環境において、人間を仲間〜親友だと思っていたり、親や兄弟と思ってたり、時には自分の子として人間をみているようです。

特に自分自身が子供の時、学生時代、大人と何匹かを自分自身の成長の過程において、飼った経験があれば、思い当たる節もあるはずです。

それぞれ猫自身の性格も個性もしっかりとあり、ひとくくりには決めつけることはできないですが・・

よく「猫は気まぐれ」、ということを言ったりする人がいますが、それは自分が「主」としての視点です。

猫自身からすれば、「対等」だと思っているし、考えているので、別にきまぐれでも何でもなく、あくまで自然に行動しているだけです。

そうすると「なるほど・・」と、猫がとった行動に納得はいくのではないでしょうか

しつけと虐待大きな違い 勘違い

ここで声を大にして言いたいのは、「しつけと虐待を間違えないで!」ということです。

明確な違いは(様々な意見はあるでしょうが)、「そこに感情や暴力が入った時点」で虐待になると思ってます。

しつけとは、ちゃんと「理解・認識」してもらうことであり、そこに(怒りの)感情は全く不要です。暴力も要りません!!

叱る時は、毅然として叱らねばなりませんが、そこに暴力は必要ないということです。

ちゃんと出来た時に、一緒になって喜ぶという感情移入は、自然なものだと思います。

しかし、できないからと叩いたり、感情に任せ怒鳴ったりは、絶対にやってはなりません。

「逆の立場」=自分がそういうことをされたら・・という視点を持っていれば、できるわけないですよね。

これは知性を持った人類として、すべてのことに当てはまることだとも言えます。

互いに、自分がされたら嫌なこと・怒ることをしなければ、世の中はもっと平和になっているはずなんですが・・

なかなかそうはいかないようで、悲しいことです。

良きパートナーとして

ちなみに「犬派? 猫派?」なんて会話をしたりしますが、私は「両派」といつも答えてます。

犬 猫 それぞれに良いとこも、悪い(というより欠点ですかね)とこもあります

犬 猫 それぞれの良いとこも欠点も理解し、パートナーとして縁があり一緒に暮らすわけです。

ここで冒頭の、猫を飼うということばをとりあげます。

単純な会話中の言葉としてはいいですし、私も普通に使ってます。
ところが会話を進めると、いわゆる飼い主側が「飼ってやってる」という、目線や考えを持っている?と思ってしまう人がたまにいます。

また、これもよくあるのが、犬派が猫の 猫派が犬の悪口を言ったり、時には激論になったりしてます。

そういう場面に遭遇したり、居合わせるとすごく嫌な気持ちになります・・

犬も猫も殆どの動物は、人間よりも寿命が短いです。つまり人の何倍ものスピードで年をとっていきます。生き急いでるという過激でしょうか?

その貴重な時間を、縁がありほとんどの犬も猫も、貴方だけ一緒に過ごし寿命を迎えます

身近に、我が子同然のように可愛がり飼っていた犬が亡くなってしまい、声を掛けられない位、落ち込んでしまっていた人がいました。
その数ヶ月後に、同じ犬種の子犬を(これも縁で)、また飼うことになってからは、見違えるように元気になった!という事例もみてます。

必要な人にとっては、それだけ重要な心の支えにも、人生にとっても大事な存在であることは間違いありません

しかし一方で、その猫自身 犬自身側の視点では、貴方(達)だけです。唯一の1匹と一人(もしくは家族)です。

是非とも、その瞬間・瞬間が貴重であること、愛おしい時間であること、つまり一期一会の心を持ち、共に過ごす日々を大切に過ごすようにして欲しいです。

その思いから、この記事を書かせていただきました。
※勿論 それが鳥類であろうとも爬虫類であろうとも同じです。
また、やむない事情により、飼えなくなってしまい、他の人のとこへ行くこともあります。
でも、一緒に過ごした貴重な時間とその記憶」には、変わりはありません

それは猫自身 犬自身もすごく楽しい思い出として、覚えてくれているはずです。

是非、大切なパートナーとの貴重な時間を、有意義に過ごしていただけたらと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。