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ヒートショック !その注意点 とリスク回避の方法とは?

今年は、ラニャーニャ現象の影響で厳しい冬!になると予測されてます。

※ラニャーニャについてはこちらの記事に

コロナには引き続き注意しなくてはなりませんが、私を含めて、中年以上の年齢になると『ヒートショック』にも最大限注意をしなくてなりません!

と結構あちこちでも言われてたりしますが、じつは『ヒートショックによる正確な死亡者数は不明』です。

厚生労働省 人口動態統計 令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)をみてみます。
その中の況第6表 死亡数・死亡率(人口10万対),死因簡単分類別 (2-2)国の統計資料内に『不慮の溺死及び溺水』の集計数があります。
しかし、それがヒートショックによるものなのか、足を滑らせ頭部を打ったものが原因なのかなどの事故要因までは分けられておらず不明なのです。

しかも『溺死及び溺水』のみひとくくりで死因分類されているので、ヒートショックと関係の深いと思われる脳・心臓・血管系の死因については、それぞれ別で集計されています。

ヒートショックとの関連性が高いと思われる死因分類
血管疾患 ・くも膜下出血 ・ 脳内出血・  脳 梗 塞 ・その他の脳血管疾患 ・ 大動脈瘤及び解離 ・その他の循環器系の疾患 と8つも分類項目があり、ここにヒートショックで亡くなられた方も分類されていると思われます。

せめて、亡くなられた、もしくは、緊急搬送要因となった場所も資料として発表してもらえれば人数把握と共に、ヒートショック に限らず、どこが危険箇所なのかの注意喚起にもなると思うのですが・・

他に消費者庁もこの資料データを元に、『みんなで防ごう高齢者の事故!』というパンフレットを注意喚起としてネットに公開  しています。

その中の『入浴中の溺水事故』を見ると、死亡者の7割が浴槽における溺水で亡くなられていると記されています。合わせて東京消防庁のデータも掲載されていて、「おぼれ」による救急搬送人数が、11月〜3月という気温の低い季節に突出して多くなっていることがわかります。

正確数は不明にしても決して少ない数字ではなく、ヒートショック による死亡者数は、交通事故死亡者数よりも何倍も多いとも言われてます。

以上の点からやはりヒートショックには、絶対に気をつけるべきですよね。

以上を踏まえて、今年の厳しい冬を健康に乗り切るための、注意喚起として記事にしましたので、是非ご一読ください。

ヒートショック とは?

ヒートショック』は、ヒートショック現象とも言われていて、急激な温度差変化によって起きる身体の様々な反応(特に血圧の変化)が、脳や心臓に負荷をかけ体調変化を引き起こしてしまう現象のことです。
その現象のほとんどは命の危険にさらされるものばかりです。

ヒートショックが起きやすい場所は、風呂場トイレで、これは日本の家屋構造も関与しています。
特に古い家屋やマンションでは、日があたり、明るく・暖かくなる方角や場所にはリビングなど人が集まる・常時使う部屋を配置。
日があたりにくい方角や場所は、トイレや風呂場を配置することが一般的だからです。

さらに冷暖房のシステムや慣習も、家全体を冷暖房するのではなく、『部分』冷暖房をすることが地域が多いというのも要因になってます。

そういう寒暖差が生じやすい環境構造で生活していると、結果として体温調整をひんぱんに行う必要があり、それだけでも普段から体に負担をかけているということになります。

たとえば、暑い!ときには、体温を下げなくてはなりませんよね

そうすると、熱を下げるために、まず血管を拡張させ、血流を増やし、汗を多く出し、その汗が蒸発するときの気化熱の働きにより、皮膚表面の熱を奪い温度を下げます。

暑い時には、汗を量産するために『体内の水分が不足』します。
これを放置すると、脱水症状を起こし命に関わります。
暑い時は、お腹タプタプになるくらい常に水分補給を!

そして、寒い!ときには、体温を下げさせないようにしなくてはなりませんよね

そのため、すぐに血管を収縮させ、血流を減らし、できるだけ体内の熱を逃さないようにします。これは動物の中では体毛が極端に少なく進化した人間の宿命で、寒い外気にほとんど体毛のない皮膚が露出しているほど強く働きます。

このように、どちらも血管が関与してきます。

特に今年のように、厳しい冷え込みが予測されている冬には、温かい部屋から、寒い部屋・場所へ移動した時には注意が必要です。

めっちゃ寒い!と感じた瞬間に、血管を一気に収縮させるので、急激に血圧が上がり心臓と血管に多大な負担がかかります。この時に、心筋梗塞になったり、脳梗塞・くも膜下出血などの血管系のトラブルを引き起こしやすくなります。

それでは、どうすればリスクを減らせるのでしょうか?

ヒートショック リスクを減らすには?

ヒートショックがどういう状態のときに起きやすいかと、時期的には寒冷時だということがわかりましたので、これを回避・軽減すればよく、2つに集約されます。
※もちろんこれだけで防げるというものではありません。リスク軽減が目的です。

・家の中の温度差を少なくする。

・血管に負担をかけないよう気をつける。

それでは、具体的にどうすればいいかを見ていきましょう。

家屋内の危険箇所マップをつくる。

1.まず家の中の温度差の分布図を整理し作ってください。

方眼図(普通の白紙の紙でもいいです)に家の見取り図を描き、それぞれの部屋に温度計を置いて測定した「最低気温」を記載します。
※あくまで「他の部屋」との温度差をチェックすることが目的なので、冬のあいだずっと測定する必要はありません。また、通常暖房して使用している部屋では「暖房している時の温度」を記録します。

2.家の中で常駐(基本常に暖房している部屋になるはずです)している部屋と、各部屋との温度差をわかりやすく、赤字アンダーラインを引いて記載します。

3.温度差を記入したら2桁以上差がある部屋・場所をマーカー等で塗りつぶすか、部屋の枠を赤いマジックなどで囲ってください。

▲5℃ とか ー10℃ もしくは▲5℃とかー10℃という風に記号を統一して記載していきます。
ここで2桁、10℃以上の差がある部屋・場所が炙り出されるので、そこをマーカーなどで塗りつぶすか、部屋の枠を赤いマジックでで囲い、『危険!』な場所が一目瞭然となったはずです。

10°以上の差があるとヒートショックを起こしやすいと言われてます。
当然「その差が激しい」ほど危険率もあがります。

脱衣所と(湯が入る前の)風呂場、そしてトイレがまず入っているかと思われます。

構造的に、台所や使ってない部屋もあるかもしれません。

まずはこのように、自分が生活している拠点で、どこが危険なのか?可視化して頭にあたたき込んでおくことが第一段階です。

それでは、次に対策を講じていきましょう。

マップをもとに対策を講じる。

重要なのは「血管の急激な収縮をできるだけ避ける」という点です。
※根本から対策するには改装など大規模で費用も相当かかりものになりますので、それはここでは触れずに進めます。

端的に言うと、危険地区の温度を上げる工夫をする!ということになって来ます。
常時が無理なら、「その部屋を使用する前」に温めておかねばなりません。

その為の家屋内マップですので、生活サイクル内で、いつその部屋を使うのか、使っているのかを整理して、そのマップに書き込みます。
例)脱衣所 pm7:00〜

それぞれ書き終わったら、少なくとも使用・入室する30分前からは暖房が入るようにタイマーをセットしておけば温度差が縮まりリスク軽減できます。

時間指定できるタイマー付きの暖房器具がない部屋の場合や、トイレはどうするのか?の場合は、コンパクトなセラミックファンヒーターで人感センサー付きを利用すれば、ある程度対処可能です。
※石油ストーブなどになると、別の危険が増加しますので、多数の部屋で、しかも無人の部屋での使用は避けた方がいいでしょう。

なぜある程度かというと、人感センサーなのですぐに反応し、製品によってはすぐに温めてはくれます。

しかし、部屋に入った瞬間ではまだ暖房されておらず、温度差があるままだからです。

とはいえ、ずっと血管が収縮しているのと少し経てば収縮が緩和されるのとでは、それでもかなり違います。リスク軽減ができます

もし、どういうものがいいかわからないという場合は比較的性能がよく最新型でも(現時点で)値段が6〜7千円位の『アイリスオーヤマ 人感センサー付き大風量セラミックファンヒーター』(JCH-12TD4)がいいかと思います。
型落ちだとさらに安いものもありますが、それほど価格差がないなら最新型のほうがいいです。

私は、これの数世代前の製品を、何年も前からトイレと脱衣所で使ってますが、ちゃんと効果は実感できてます。すぐに暖かくなります。
※掃除機などを使用して、エアフィルターなどに埃がたまらないようにメンテナンスは、まめにしてください。

 

さらに、先に「寒い部屋」を開放し室温差を縮めておくという方法を使えばより安全度が高まります。※その為の「マップ」作成でもあります。

最後に

これらの対策に合わせ、ヒートショック事故防止として、冒頭でも参照させていただいた消費者庁のHP内、『みんなで知ろう、防ごう、高齢者の事故』項目に「入浴中の事故」としてポイントがまとめられ、注意点として掲載されているので、引用紹介しておきます。

入浴中の事故

入浴中の事故は、持病がない場合、前兆がない場合でも発生するおそれがあります。高齢者の方本人が注意するとともに、家族の方など周りの方も一緒になって事故防止を行うことが大切です。
入浴中の事故を防止するために、特に以下の点について確認しておきましょう。

  • (1)入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
  • (2)湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。
  • (3)浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
  • (4)食後すぐの入浴、またアルコールが抜けていない状態の入浴は控えましょう。
  • (5)精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴は危険ですので注意しましょう。
  • (6)入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらいましょう。

 


記載されてないことで補足として付け加えるならば、特に心臓疾患や高血圧の方は、入浴時の負担を避ける為『半身浴』にしたほうがいいでしょう。
※ザブンと肩から首筋まで浸かりたいかもしれませんが、それは結構心臓に負担をかけます。特に寒い季節は避けた方がいいです。

自然の摂理で、人間は必ず老います。

そして、私もこういうサイト運営をするきっかけとなった、10歳も下の同僚の突然死を間近に経験するまでは、できるだけ死について考えないように意識しないようにしてました。

しかし突然死ぬこともある・・・ということを痛感してしまい、「後悔しない楽しい人生を」そして、「健康に長生きしないと」ということについて、深く考えようと強く思うようになりました。

アドバイスを「ほっとけ」「余計なお世話」「俺の/私の人生」と受け取る方ももちろんいますが、確かにそれこそ自分の人生です。

しかし、(実際はできないですが・・)死んでから「しまった!」と思っても遅いわけです。

リスクを減らし、楽しく健康に!暮らせるお役に立てる情報があれば、これからも情報発信させていただきたいと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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SG
多様性の現在、幅広い趣味嗜好のどこかにマッチするべく、役に立つことや知見をひろげることに少しでも貢献できる記事を目指し情報発信してます。 今後ともよろしくお願い致します!